マーケティング
値決め/価格設定問題集
Q.
1,000円の商品をあえて980円に設定するような「端数価格(心理的価格づけ)」の主なねらいとして、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。端数価格(心理的価格づけ)とは、1,000円を980円にするなど、あえて大台を少し割った価格にして、顧客に「お得だ」という割安感を持たせるねらいの価格戦略です。実額の差はわずかでも、桁が変わることで心理的な印象が変わる効果を利用しています。
ポイント
端数価格は「心理的価格戦略」に分類され、原価回収やコスト計算とは目的が異なります。よくある混同は、これを競合基準と取り違えることです。端数価格は顧客の知覚(割安感)に働きかける手法だ、と覚えておきましょう。
ワンポイントアドバイス
端数価格を使うときは、それが効くのは「価格を比較しやすい商品」だと意識しましょう。高級ブランドではむしろきりのよい価格が信頼感を生むこともあります。端数価格は万能ではなく、商品やブランドの位置づけに合わせて使い分けるのが効果的です。
解説詳細
なぜCが正解か
端数価格づけは、1,000円を980円にするように、大台を少し下回る価格を設定して、顧客に割安だという印象を与える心理的な価格戦略です。実際の差はわずか20円でも、千の位が変わることで「九百円台」という安い印象を作り出せます。Cはこのねらいを正しく表しています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの「原価を正確に回収するため」はコスト基準の目的で、端数価格のねらいではありません。Bは「必ず高く見せる」としていますが、端数価格はむしろ割安に見せる手法であり方向が逆です。Dの「価格弾力性をゼロにする」は端数価格の効果ではなく、弾力性は端数表示で消えるものではありません。