Q.
PEST 分析が主に扱う対象として最も適切なものはどれか。
ポイント
PEST が扱うのは、統制できない「マクロ環境」です。自社の内部の問題や、個別の取引(ミクロ)は、PEST ではなく別のフレームで扱います。対象が「外部かつマクロ」かどうかが、PEST に書くべき事象を見分ける基準になります。
ワンポイントアドバイス
ある事象を PEST 表に書くか迷ったら、「これは自社で変えられるか?」と一度問いかけてみましょう。自社で変えられない外部の要因だけを表に入れるようにすると、内部の課題が紛れ込むのを防げ、外部環境の分析に集中できます。
解説詳細
正解はDです。PEST が扱うのは、企業が直接コントロールしにくいマクロな外部環境、つまり社会全体の動きです。自社の努力で簡単には変えられない、外側の大きな流れを対象にします。Aの財務諸表や内部留保は自社内部の要因であり、PEST の対象ではありません。Bの製造ラインの稼働率も、自社で管理できる内部の話です。Cの個々の取引先との契約条件は、相手と交渉できるミクロな取引関係であり、社会全体のマクロ環境とは性質が異なります。「自社の外にあって、簡単には動かせない大きな環境」が PEST の主対象だと理解しておきましょう。