人事
オンボーディング問題集
Q.
「育成計画(オンボーディング計画)」を立てる目的として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。育成計画の目的は、いつ・誰が・何を教え、いつ何ができるようになるのかという見通しを、本人と受け入れ側で共有することにあります。計画があると、教える側は抜け漏れを防げ、教わる側は到達点が見えて安心できます。場当たりを避け、立ち上がりの道筋を一枚で見渡せるようにするのが狙いです。評価や負担測定のための道具ではありません。
ポイント
この設問の核心は、育成計画が「到達目標と道筋を共有する」ためにあるという点です。その場任せ(B)は計画の対極であり、評価のための減点列挙(C)や担当者の負担比較(A)は目的のすり替えです。教える順序と到達点が双方に見えること自体が価値になります。
ワンポイントアドバイス
育成計画を立てるときは、「3か月後にひとりでできてほしいこと」を先に一文で書き、そこから逆算して週ごとに教える内容を並べてみましょう。ゴールから配置すると、教える順番の抜けや詰め込みすぎに気づきやすく、本人とも共有しやすくなります。
解説詳細
育成計画は「到達目標と道筋の地図」
育成計画は、新メンバーが一定期間後にどんな状態になっていればよいか(到達目標)と、そこに至るまでに誰がいつ何を教えるか(道筋)を一枚にまとめたものです。これがあると、教える側は内容の抜け漏れや重複を防げ、教わる側は今どこにいて次に何をするかが見えるため、不安が小さくなります。共有して初めて意味を持つ計画です。
なぜ他の選択肢が誤りか
Bはその場の思いつきで教える内容を決めるもので、計画とは正反対です。Cは評価のための減点項目を集める発想で、育成ではなく査定の準備になっています。Aは教育担当者の負担測定が目的で、新メンバーの成長を支えるという本来の狙いから外れています。いずれも到達目標と道筋の共有という中心を欠いています。