Q.
相手が「今日中に決めてくれれば特別価格にする。細かい条件は後で詰めればいい」と早期妥結を迫っている。合意の原則に最も沿う対応はどれか。
ポイント
「今だけ・後で詰めればいい」という圧力には乗らないことが大切です。良い合意の基準――BATNAを超えているか、条件を確認したか、明文化したか――を満たしてから確定します。時間の圧力を、確認を省く理由にしない、という点を押さえておきましょう。
ワンポイントアドバイス
「今日中に決めてほしい」と迫られたら、「条件を1枚にまとめて確認させてください」と返してみましょう。書面確認のひと手間を挟んでから返事をすると、期限の圧力に流されて未確定のまま合意してしまうのを防げます。急かされたときこそ、一度立ち止まって紙にまとめる――これを徹底してください。
解説詳細
正解はDです。「今日中なら特別価格」という早期妥結の圧力は、時間的なアンカーとして判断をゆがめます。これに流されず、まずその価格が自分の留保価格・BATNAに照らして本当に妥当かを確認し、履行条件・決裁権限・期限を詰めて書面化してから確定するのが原則です。Aの「条件未確定のまま即サイン」は、後で「細かい条件」をめぐってもめる火種になります。Cの「口頭で合意し書面化を相手任せ」も、内容を相手に委ねてしまい、後のトラブル源です。Bの「理由を言わずに打ち切る」は、自分のBATNAを活かせないうえ、関係も無駄に損ないます。期限の圧力に乗らず、良い合意の条件を満たしてから確定するのが筋です。