Q.
交渉における「立場(ポジション)」と「利害(インタレスト)」の違いの説明として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。立場(ポジション)は「いくらにしろ」「この条件で」という表明された要求であり、利害(インタレスト)はその裏にある本当の目的(コスト削減・納期確保・関係維持など)です。立場の押し合いは行き詰まりやすく、利害に目を向けると合意の余地が広がります。
ポイント
鍵は「表に出た要求(立場)」と「その奥の目的(利害)」を切り分けることです。両者を同じものと捉えると、立場のぶつかり合いから抜け出せません。利害が分かれば、立場が衝突していても双方を満たす別案を作れる、という点が核心です。
ワンポイントアドバイス
相手が強い要求を出してきたら、「なぜそれが必要なのですか」と背景を一度たずねてみましょう。表明された条件の奥にある狙い(早く欲しい、社内で説明したい等)が見えると、価格以外の手段で満たせる道が開けます。
解説詳細
なぜBが正解か
立場は交渉の場で口に出される具体的な要求、利害はその要求を通じて本当に実現したい目的です。立場が衝突しても、その奥の利害は両立できることが多く、利害に焦点を当てることが合意形成の鍵になります。Bはこの区別を正確に表しています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aは立場=感情・利害=予算と狭く誤って分け、「無関係」とする点も誤りです。Cは強弱で呼び分けるという作り話で、定義に反します。Dは両者を同義とする点が明確な誤りで、立場と利害の区別こそが交渉の要点です。