Q.
「商品を、価格帯(高い・安い)と、購入者の性別(男性・女性)の両方で同じ一覧に並べて分けた」。この分け方の問題点として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。価格帯という軸と性別という軸を同じ階層に混ぜると、たとえば「高い・男性」と「安い・女性」のように軸が交差し、ある商品がどこに入るか曖昧になったり、覆えない組み合わせが出たりします。1つの階層では切り口を1つに統一するのが原則です。軸の混在が漏れ・ダブりを招きます。
ポイント
この問題の核心は、同一階層で複数の切り口を混ぜると MECE が崩れるという点です。価格は価格、性別は性別と、それぞれ別の階層・別の軸として扱うべきだ、と理解しましょう。
ワンポイントアドバイス
分け方を見たら、「この並びは何という1つの軸か」を確かめてみましょう。2つ以上の軸が混ざっていたら、階層を分けて整理し直すのが安全です。1階層1軸を徹底するのが効果的です。
解説詳細
なぜ軸を混ぜると崩れるか
1つの階層で2つの軸を混ぜると、要素が「価格でも性別でも分類できる」状態になり、どの区分に入れるべきか一意に決まらなくなります。結果として、重複(ダブり)や、組み合わせの抜け(漏れ)が生じます。だから同じ階層では軸を1つに絞ります。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの「数が多すぎて覚えにくい」やCの「名前が長い」は、見やすさの問題であって MECE の本質的な欠陥ではありません。Bの「価格基準が数値で示されていない」は確かに改善点ですが、この設問の主な問題は基準の曖昧さよりも「2つの軸を混ぜたこと」です。最も適切なのは、切り口の混在を指摘するDです。