Q.
各部門が現場の見積りを積み上げて全体予算をつくる予算編成方式を何というか。
解説まとめ
正解はDです。各部門が現場の見積りを積み上げて全体予算を編成する方式はボトムアップ型(積上型)予算だからです。現場の実態を反映しやすく、関与意識が高まる一方、部門の利害で過大・過小になりやすい面もあります。これに対し、経営トップが目標を割り当てるのがトップダウン型です。
ポイント
この問題の核心は「予算の作る向き(積み上げか割り当てか)」です。ボトムアップは現場発で下から上へ、トップダウンは経営発で上から下へ、という流れの違いを押さえてください。ゼロベースや増分は「過去をどう扱うか」の軸であり、作る向きの軸とは別物である点がつまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
自社の予算がどちらの向きで作られているかを意識してみましょう。ボトムアップなら現場見積りの妥当性チェック、トップダウンなら現場の納得感づくりが鍵になります。両者を組み合わせて擦り合わせると、実行されやすい予算になり効果的です。
解説詳細
なぜDが正解か
ボトムアップ型(積上型)予算は、各部門・現場が自らの活動計画に基づいて必要額や見込みを見積もり、それを積み上げて全社予算を編成する方式です。現場の実態を反映しやすく、当事者の納得を得やすいのが特徴で、Dが設問の説明に合致します。
なぜ他の選択肢が誤りか
Bのトップダウン型(割当型)は、経営トップが全体目標を決めて各部門に配分する逆向きの方式です。Aのゼロベース予算は、前年実績を前提とせず一からすべての支出の必要性を見直す方式で、編成の向きを指す言葉ではありません。Cの増分予算は前年実績に増減を加える方式で、これも過去の扱い方の軸であり積み上げの説明ではありません。