Q.
「固定予算」と「変動予算(フレキシブル予算)」の違いの説明として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はAです。固定予算は単一の操業度(想定操業度)を前提に組んだ予算で、変動予算(フレキシブル予算)は実際の操業度に応じて変動費部分の許容額を調整して算定する予算だからです。変動予算を使うと、操業度の変化による差異を切り分けた公正な業績評価ができます。
ポイント
この問題の核心は「変動予算は操業度に応じて許容額が動く」という点です。固定予算は操業度がずれると比較の前提が崩れますが、変動予算は実際操業度に合わせて基準を組み直すため、能率の良し悪しを純粋に評価できます。対象費目で区別するわけではない点がつまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
実績が予算とずれたとき、まず「操業度自体が想定と違っていなかったか」を確認しましょう。操業度が違うなら、その操業度に合わせた変動予算(許容額)と比べ直すと、能率の問題なのか操業度の問題なのかを切り分けられて効果的です。
解説詳細
なぜAが正解か
固定予算は、ある一つの操業度水準を前提に金額を固定して編成する予算です。これに対し変動予算(フレキシブル予算)は、変動費部分を「変動費率×操業度」として、実際の操業度に合わせて許容額を計算し直せるように組んだ予算です。Aはこの違いを正確に述べています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Bは固定予算・変動予算を対象費目で分ける誤りで、どちらの予算も固定費・変動費の両方を扱います。Cは作成頻度で区別する誤りで、固定・変動の本質は操業度への対応の有無にあります。Dは固定予算=売上、変動予算=費用とする誤った対応づけです。いずれも操業度への対応という本質を外しています。