物事を MECE に分類するための「良い切り口」を作るうえで、最も大切な工夫はどれか。
解説まとめ
正解は D です。MECE な分類を作るコツは、1つの分類で使う軸(基準)を1つに統一することです。軸が1本なら各要素は必ずどれか1つに収まり、重複も漏れも起きにくくなります。「1分類1軸」を基本として押さえましょう。
ポイント
良い切り口の核心は「軸の統一」です。年齢と職業のように複数の軸を混ぜると、重複や漏れが生じやすくなります。軸を1つに絞れば、排他性と網羅性の両方を保ちやすくなります。グループ数や名前の長さは本質ではありません。
ワンポイントアドバイス
分類を作るときは、最初に「何を軸にして分けるか」を1つ決めてから手を動かしましょう。途中で軸が混ざりそうになったら、別の分類として分けます。1つの軸で分けきれないときは、階層を分けて二段構えにすると整理しやすくなります。
解説詳細
軸を1つに統一する
MECE な分類を作るうえで最も効果的なのは、1つの分類で使う軸(分ける基準)を1つに絞ることです。たとえば顧客を分けるとき、「年齢」という軸だけで分ければ、各顧客は必ずどれか1つの年齢層に収まり、重複も漏れも生じにくくなります。軸が1本に定まっていることが、相互排他と全体網羅の両方を支えます。
複数の軸を混ぜるとどうなるか
1つの分類に「年齢」と「職業」のような複数の軸を混ぜると、20代の学生のように複数のカテゴリに当てはまる人が出てダブりが生じ、逆に当てはまらない人が出てモレも生じやすくなります。複数の観点で分けたいときは、軸ごとに別々の分類を作るか、階層を分けて段階的に分けると、MECE を保てます。
ほかの選択肢が誤りである理由
A の「多くの軸を同時に盛り込む」は、まさに重複と漏れの原因で、逆効果です。B の「名前を長く詳しく」は表現の工夫であって、モレ・ダブりの解消にはなりません。C の「必ず4つ以上」は、グループ数を機械的に決めるもので、MECE の本質とは無関係です。軸を1つに統一すると述べた D だけが、良い切り口の正しい工夫です。