ある分類で対象を「20代」「30代」「50代以上」の3グループに分けた。この分け方の問題点として、最も適切な指摘はどれか。
解説まとめ
正解は B です。「20代」「30代」「50代以上」では、40代がどのグループにも当てはまらず、取りこぼし(モレ)が生じています。一方、どの年代も2つに同時に入ることはないため、ダブりはありません。モレだけがある典型例です。
ポイント
この問題の核心は、連続した区分の「抜け」を見抜くことです。区分を並べたとき、間に空白の帯がないかを確認します。今回は30代と50代以上の間に「40代」という抜けがあります。グループ数や軸の種類は MECE の判定とは無関係である点も押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
数値や年代で区分を作ったら、端から順にたどって「次の区分とすき間なくつながっているか」を確認しましょう。区分と区分の間に抜けがあれば、それがモレです。境界を連続させるか、受け皿の「その他」を置くと、モレを防げます。
解説詳細
どこにモレがあるか
「20代」「30代」「50代以上」という3つの区分を並べると、30代の次が50代以上になっており、その間の「40代」がどこにも含まれていません。40代の人は、どのグループにも当てはまらないため取りこぼされます。これは MECE の「全体に漏れがない(Collectively Exhaustive)」という条件が崩れた状態、すなわちモレです。
ダブりはあるか
一方で、ある人が「20代」かつ「30代」のように2つの区分に同時に入ることはありません。各年代はきれいに分かれているため、重複(ダブり)は生じていません。したがってこの分け方の問題は「モレ」だけにあります。モレとダブりは別の問題なので、それぞれ独立に確認することが大切です。
ほかの選択肢が誤りである理由
A の「ダブりが生じている」は誤りで、区分同士は重なっていません。C の「グループ数が奇数だから」は無関係で、MECE は数の偶奇では決まりません。D の「年代では判定できない」も誤りで、年代でもモレ・ダブりは判定できます。40代の抜けを正しく指摘した B が正解です。