数字
財務諸表の読み方問題集
Q.
「売上総利益(粗利)」の計算式として正しいものはどれか。
ポイント
粗利=売上高−売上原価です。これは利益計算の最初の段階に登場する利益で、商品・サービス自体がどれだけ稼ぐ力を持っているかを表します。販管費や税金を引いた後の利益とは段階が違う、という点を区別しておきましょう。
ワンポイントアドバイス
値引きは、この粗利を直接削ってしまう行為です。お客様に割引を提案する前に、「この値下げで粗利がいくら減るのか」を一度頭のなかで計算してみましょう。値引き額がそのまま会社のもうけから消える感覚を持っておくと、不用意な安売りを避けられます。
解説詳細
正解はBです。売上総利益(粗利)は、売上高から売上原価を差し引いて求めます。計算式は、売上総利益=売上高−売上原価です。Aのように販売費及び一般管理費まで引くと、それは営業利益になり、粗利とは別の段階の利益です。Cのようにすべての費用と税金を引くと、最終的に残る当期純利益になってしまい、これも粗利ではありません。Dのように営業外収益を足すのは経常利益を求める方向の処理で、粗利の計算とは逆です。粗利は、利益計算のいちばん最初の段階に位置する、商品・サービスそのものの稼ぐ力を表す利益だと理解しておきましょう。