一般的な財について、価格と供給量の関係を示すのが「供給曲線」です。標準的な供給曲線の形として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は B です。供給曲線は、価格が上がると供給量が増え、価格が下がると供給量が減るという関係を表すため、右上がりの形になります。価格が高ければ売り手はより多く生産・販売して利益を得ようとするからです。需要曲線が右下がりなのに対し、供給曲線は逆の右上がりになる、という対比で覚えると整理しやすくなります。横軸に数量、縦軸に価格をとったグラフで右上へ伸びる線です。
ポイント
供給曲線が右上がりになるのは「価格が高いほど売り手は多く供給したくなる」という供給の法則によるものです。需要曲線(右下がり)とちょうど逆向きである点が核心です。両者は同じグラフ上で、需要は右下がり・供給は右上がりとして交わる、という関係をセットで押さえておくと、後の均衡の理解につながります。
ワンポイントアドバイス
「高く売れるなら、たくさん作って売りたい」という売り手の気持ちを思い浮かべてみましょう。それが右上がりの供給曲線の正体です。需要曲線と供給曲線を一枚の紙に描き、片方は右下がり・もう片方は右上がりと、向きの違いを手で書いて確認すると、二つの曲線を混同しなくなります。
解説詳細
供給の法則と右上がりの形
正解はBです。供給曲線とは、ある財について「それぞれの価格のとき、売り手は全体でどれだけ売りたいか・作りたいか」という供給量を結んだ線です。一般的な財では、価格が高くなるほど売り手は利益を見込んで生産や販売を増やそうとし、供給量が増えます。逆に価格が低いと、割に合わないため供給量は減ります。この価格と供給量が同じ向きに動く関係を供給の法則と呼び、縦軸に価格・横軸に数量をとると、価格が安い左下から価格が高い右上へと上がる線になるため、右上がりの曲線になります。
他の選択肢が誤りである理由
Aの「右下がり」は、価格が上がるほど供給量が減るという関係であり、これは需要曲線の動きと混同したもので誤りです。Cの「水平」は、価格に関係なく供給量が一定であることを示しますが、売り手は価格に応じて供給量を変えるため、標準的な供給曲線の形ではありません。Dは「右上がり」という結論は合っているように見えますが、その理由を「価格が下がるほど供給量が増える」と説明しており、供給の法則とは逆の説明になっているため誤りです。供給曲線は、価格が上がるほど供給量が増えるという理由で右上がりになります。