Q.
減価償却費の性質を表すものとして、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は C です。減価償却費は、過去に取得した固定資産の原価を耐用年数にわたって費用に配分する会計手続きで、その期に新たな現金支出を伴わない非現金費用です。現金は資産を買った時点で既に出ており、毎期の償却費で再びお金が出ていくわけではありません。
ポイント
この問題の核心は、減価償却費が「非現金費用」であると理解できているかです。利益計算上は費用として差し引かれますが、キャッシュは動きません。この「費用なのに現金が出ない」という性質こそ、EBITDA で足し戻される根拠になります。
ワンポイントアドバイス
資産を買った月と、その後に毎期計上される償却費の月とを、頭の中で切り離して考えてみましょう。お金が動くのは購入時の一度きりで、以後の償却は帳簿上の費用配分だと整理できます。この区別ができると、EBITDA や営業キャッシュフローの理解がぐっと深まります。
解説詳細
減価償却費は非現金費用
固定資産を取得すると、その時点で現金が出ていきます。会計では、その取得原価をいきなり全額費用にせず、使用できる期間(耐用年数)にわたって少しずつ費用に配分します。これが減価償却です。各期に計上される減価償却費は、すでに支出済みの原価を割り振っているだけなので、新たな現金流出は伴いません。だからこそ非現金費用と呼ばれます。
ほかの選択肢が誤りである理由
A は「毎期現金が流出する」としていますが、現金が出るのは取得時の一度きりで、毎期の償却では出ません。B の変動費は売上に比例して動く費用で、減価償却費は通常、操業度に左右されない固定的な性質を持つため当てはまりません。D の利息は借入に対する費用で、減価償却費とは別物です。よって、非現金の費用配分と述べた C が正解です。