EBITDA という言葉は、何を差し引く「前」の利益を表しているか。最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は B です。EBITDA は Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation and Amortization の頭文字で、利息・税金・減価償却費・無形固定資産の償却費を差し引く前の利益を意味します。これらを「足し戻した」段階の利益だと押さえておきましょう。
ポイント
この問題の核心は、EBITDA の各文字が何を指すかを正確に分解できるかです。I=Interest(利息)、T=Taxes(税)、D=Depreciation(減価償却)、A=Amortization(無形の償却)です。原価や販管費そのものは差し引いた後の段階を起点にするため、混同しないようにしましょう。
ワンポイントアドバイス
EBITDA の頭文字を「利息・税・償却の前の利益」と口に出して言えるか、明日いちど確認してみましょう。資料でこの言葉を見かけたら、四つの要素のうちどれを足し戻しているのかを毎回たどると、定義が体に入ります。略語を分解する習慣が、財務用語全般の理解を速めてくれます。
解説詳細
EBITDA は四つの要素を差し引く前の利益
EBITDA は、利息(Interest)・税金(Taxes)・減価償却費(Depreciation)・無形固定資産の償却費(Amortization)の四つを差し引く前の利益を表す言葉です。これらは資本構成(借入の多さ)や税制、過去の投資の償却ペースによって企業ごとに大きく変わる項目です。それらの影響を取り除くことで、本業の現金を生み出す力に近い数字を見ようという発想です。
ほかの選択肢が誤りである理由
A は売上原価や販管費を挙げていますが、これらは EBITDA を計算する前にすでに差し引かれている費用です。C の配当や自社株買いは利益の使い道であって、利益計算の費用ではありません。D の仕入・人件費・地代家賃も通常の営業費用で、EBITDA が足し戻す四要素には含まれません。したがって、利息・税・償却を挙げた B だけが正解になります。