Q.
評価軸を設計するとき、軸どうしの関係について注意すべき点として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。評価軸を設計するときは、軸どうしを互いに独立に保ち、同じ内容を測る軸を二重に置かないことが重要です。たとえば「使いやすさ」と「操作の簡単さ」のように実質同じ長所を別々の軸にすると、その長所を二重に加点してしまい、特定の案が不当に高く出ます。軸が独立していれば、各軸が別々の観点を公平に測れます。
ポイント
この問題の核心は「二重カウント」を避けるという点です。軸が重なっていると、ある案の同じ強みが2回得点に効き、比較がゆがみます。軸を増やすこと自体が良いのではなく、互いに独立した観点を過不足なく置くことが、公平な比較の条件です。
ワンポイントアドバイス
評価軸を並べたら、「この軸とあの軸は、同じことを別の言葉で言っていないか」を見比べてみましょう。重なっていると感じたら、1つにまとめるか、測る観点を分け直します。軸を「独立した別々のものさし」にそろえると、特定の案がまぐれで高得点になるのを防げます。
解説詳細
なぜDが正解か
決定マトリクスでは各軸の点数を合計するため、軸どうしが同じ内容を測っていると、その重なった観点が合計に二重に反映されます。これを避けるには、軸を互いに独立に設計し、内容が重なる軸を統合または分離します。独立した軸であれば、それぞれが別個の観点を1回ずつ評価でき、合計が公平になります。Dはこの原則を述べています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの「軸は多いほどよい・似た軸でも増やす」は、二重カウントを招くため誤りです。Bの「重複していても合計が高ければよい」は、ゆがんだ合計を是としており評価の公平さを損ないます。Cの「似た軸を置くと過小評価になる」は方向が逆で、重複は過大評価(二重加点)を招きます。いずれも軸の独立性という要点を外しています。