数字
データドリブン思考問題集
Q.
算術平均(平均値)の性質として最も適切なものはどれか。
ポイント
平均は外れ値に弱い、という性質が核心です。たった1件の極端な値があるだけで、代表値が実態から大きくずれてしまうことがあります。平均を見るときは、その裏に突出した値が混ざっていないかを意識することが大切です。
ワンポイントアドバイス
平均を報告するときは、最大値と最小値も併せて示すようにしましょう。もし最大値が平均の数倍にもなっているようなら、平均だけで語らず、分布そのものを確認してから話を進めるのが安全です。一手間かけるだけで、数字の見誤りを防げます。
解説詳細
正解はAです。平均値は、すべての値を足し合わせた合計を個数で割って求めるため、極端に大きい値や小さい値(外れ値)があると、その方向へ強く引っ張られます。Bの「どんな分布でも必ず中央に位置する」は誤りで、分布が偏っている場合、平均は中央からずれます。Cの「外れ値があっても値は変化しない」も、合計に外れ値が含まれる以上、平均は必ず影響を受けるため誤りです。Dの「個数が変わっても一定」も、割る個数が変われば平均も変わるため成り立ちません。平均は計算がしやすい一方で、外れ値に弱いという弱点を持っている点を押さえておきましょう。