Q.
売上債権の「消滅時効」に関する説明として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はAです。消滅時効とは、権利を一定期間行使しないでいると、その権利が消滅し得る制度です。売上債権も例外ではなく、請求や相手の承認といった手立てを取らずに放置すると、回収する権利を失うおそれがあります。回収は早めに動くことが重要だと分かります。
ポイント
時効の核心は「放置すると権利を失う」点です。債権は永久に残るものではなく、行使しなければ消えかねません。だからこそ、請求や交渉といった行動で権利を維持する必要がある、と理解しましょう。
ワンポイントアドバイス
回収が長引いている債権ほど、放置せず請求や交渉の記録を残し続けましょう。権利を行使し続ける姿勢が、時効による権利の喪失を防ぎます。古い未回収債権は時効の観点でも早めに手を打つのが得策です。
解説詳細
なぜAが正解か
消滅時効は、権利を一定期間行使しないと、その権利が消滅し得る制度です。売上債権も、請求や相手による債務の承認などの手立てを取らずに長く放置すると、時効によって回収できなくなる可能性があります。Aはこの性質を正しく説明しています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Bの「放置しても消滅しない」は時効の存在を否定しており誤りです。Cの倒産しない限り問題にならないという理解も、放置による時効を見落としています。Dの「時効完成で自動回収される」は内容が逆で、時効はむしろ権利を失わせる方向に働きます。いずれも時効の趣旨と相反します。