Q.
取引先に対して売掛金200万円があり、同じ取引先への買掛金が80万円ある。両者を差し引いて債権を整理する手段を何というか。
解説まとめ
正解はCです。相殺とは、当事者が互いに同種の債権を持つとき、対当額で差し引いて消滅させることです。本問では売掛金200万円と買掛金80万円を相殺すれば、差額の120万円を実際に回収すればよくなります。回収不能のリスクを実質的に圧縮できる有効な手段です。
ポイント
相殺の核心は「払う分と受け取る分を差し引く」点にあります。相手に支払う買掛金があるなら、それを回収に充てられます。互いに債権がある場合に使える手段だ、という条件をあわせて押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
回収が不安な取引先に自社の買掛金がないか、契約や取引履歴を確認してみましょう。買掛金があれば、相殺によって実質的な回収を先に確保できます。支払と回収を相手ごとに突き合わせる視点が、損失の軽減に役立ちます。
解説詳細
なぜCが正解か
相殺は、互いに同種の債権・債務を持つ当事者が、対当額で差し引いて消滅させる手段です。売掛金200万円と買掛金80万円があれば、80万円分を相殺し、残り120万円の回収に集中できます。Cはこの仕組みを正しく表しています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの担保の実行は、担保物を処分して回収に充てる別の手段です。Bの貸倒れの計上は、回収不能を損失として認識する会計処理で、差引による整理ではありません。Dの受取手形の割引は、手形を期日前に換金する資金調達手段で、債権どうしの差引とは異なります。