数字
資金繰り・運転資金問題集
問題 20 / 20
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Q.
「損益計算書は黒字なのに、資金が不足して支払いができず倒産する」という現象(黒字倒産)の説明として、最も適切なものはどれか。
ポイント
黒字倒産の本質は、「利益=現金ではない」ということです。売上債権・在庫・返済が現金を拘束・流出させると、たとえ黒字でも資金は尽きてしまいます。帳簿上のもうけと、実際に使える現金は別の動きをする、という点を核心として押さえておきましょう。
ワンポイントアドバイス
損益計算書の利益と、資金繰り表の残高を、毎月並べて見る癖をつけましょう。利益が出ているのに残高が細っていく月は、債権・在庫・返済のどれが現金を食っているのかを特定して、先に手を打つのが効果的です。2つの数字を見比べるだけで、危険な兆候に早く気づけます。
解説詳細
正解はDです。黒字倒産は、売上債権の回収遅れ・過大な在庫・借入の返済や設備投資などによって現金が拘束・流出し、利益(黒字)は出ていても、支払うための現金が足りなくなって起こります。Aの「利益が出ていれば不足はありえない」は、利益と資金を混同した誤りです。Bの「赤字の会社だけに起こる」は、黒字なのに倒産するという前提と矛盾します。Cの減価償却費は現金を伴わない費用であり、現金は流出しないため誤りです。利益が出ていることと、現金があることは別だ、という点が肝心です。