Q.
「損益計算書は黒字なのに、資金が不足して支払いができず倒産する」という現象(黒字倒産)の説明として、最も適切なものはどれか。
解説
黒字倒産は、売上債権の回収遅れ・過大な在庫・借入返済や設備投資などで現金が拘束・流出し、利益(黒字)はあっても支払う現金が不足して起こる(D)。利益が出ていれば不足はありえない(A)は利益と資金の混同で誤り、赤字の会社だけ(B)は前提と矛盾、減価償却費は非現金費用で現金は流出しない(C)も誤り。
【ポイント】黒字倒産の本質は「利益=現金ではない」。売上債権・在庫・返済が現金を拘束・流出させると、黒字でも資金は尽きる。
【実務ワンポイント】PLの利益と資金繰り表の残高を毎月並べて見る癖をつける。利益が出ていても残高が細る月は、債権・在庫・返済のどれが現金を食っているかを特定して先に手を打つ。