マーケティングでいう「CAC」が表すものとして最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。CACは Customer Acquisition Cost(顧客獲得コスト)の略で、新規顧客を1人(1社)獲得するためにかかった費用を表します。「集めるのにいくらかかったか」を示す単価の指標だと捉えてください。Aは生涯価値(LTV)、Cは広告の表示コスト、Dは製造原価で、いずれも獲得コストとは別の概念です。
ポイント
CACは「獲得」という行為のコストに焦点を当てた指標です。商品を作るコストでも、顧客が将来生む価値でもなく、「新しいお客様を連れてくるのにかかったお金」だという一点をまず押さえましょう。獲得後の収益性(LTV)とは別の段階を測っていることが、後続の指標を理解する土台になります。
ワンポイントアドバイス
自社の数字を見るとき、まず「これは集めるコストか、育てる・回収する話か」を仕分けてみましょう。CACは入口(獲得)の効率、LTVや回収期間はその後の話だと整理しておくと、会議で指標を取り違えずにすみます。
解説詳細
CACが測っているもの
CAC(Customer Acquisition Cost)は、新規顧客を1人または1社獲得するためにかかった費用を表す指標です。マーケティングや営業の投資効率を測る入口の数字であり、「お客様を1人連れてくるのにいくらかかったか」という単価として読みます。多くの事業で、この単価が採算ラインに収まっているかが投資判断の基準になります。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aの「顧客が生涯にわたってもたらす利益の総額」はLTV(顧客生涯価値)の説明であり、獲得後にどれだけ価値を生むかという別の指標です。Cの「広告を1回表示するためにかかった費用」は表示単価の話で、顧客獲得そのものを単位としていません。Dの「商品1個を製造するためにかかった原価」は製造コストであり、顧客を獲得する活動とは無関係です。CACはあくまで「獲得」に紐づくコストである点で、これらと区別されます。