数字
貸借対照表(BS)問題集
Q.
「引当金」(貸倒引当金・退職給付引当金など)の説明として最も適切なものはどれか。
ポイント
引当金は、将来の費用・損失をあらかじめ見積もって計上した負債です。実際の支出はまだ起きていませんが、その原因は当期以前にあります。「まだ払っていないが、原因は生じている」という点が引当金の核心です。
ワンポイントアドバイス
引当金が大きい会社を見たら、退職金や貸倒れなど将来の支払いに前もって備えている会社だと読めます。BSを見るときは、負債の合計額だけでなく、その中身に引当金がどれだけ含まれているかも確認すると、会社の備えの厚さが見えてきます。
解説詳細
正解はBです。引当金とは、当期以前の事象に起因して将来発生する可能性が高く、かつ金額を合理的に見積もれる費用・損失を、当期に費用として計上し、負債(または資産の控除)とするものです。実際の支出はまだですが、原因はすでに当期以前に生じています。Aの「支払いが完了した費用の記録し直し」、Cの「未使用の出資金の一部」、Dの「現金を別名で呼んだもの」は、いずれも引当金の性質とは異なります。