数字
損益分岐点分析問題集
Q.
固定費の総額が一定のとき、販売数量が増えると「製品1個当たりの固定費」はどうなるか。
ポイント
固定費は、「総額は一定だが、単位当たりは数量で逓減する」という性質を持ちます。これが、量産するほどコストが下がる理由の一つです。総額と1個当たりとで動き方が逆になる、という点を区別して理解しておきましょう。
ワンポイントアドバイス
生産量を増やすかどうか迷ったときは、増産によって1個当たりの固定費がどれだけ薄まるかを試算してみましょう。数字で示せると、どこまで値下げの余地があるかを根拠を持って語れるようになります。感覚に頼らず、固定費の逓減を計算で確かめる癖をつけてみてください。
解説詳細
正解はCです。固定費は総額が一定なので、それを多くの数量で割れば、1個当たりの負担は小さくなっていきます。これは「固定費が薄まる」とも表現されます。Aの「数量に比例して増える」は、固定費ではなく変動費の挙動です。Bの「常に一定」なのは、1個当たりの変動費のほうです。Dの「いったん増えてから一定になる」も、そうなる根拠はありません。総額が一定だからこそ、1個当たりは数量が増えるほど下がっていく、という関係を押さえましょう。