Q.
「現金100円を支払って商品を仕入れた」取引の仕訳として正しいものはどれか。
解説まとめ
正解はAです。商品を仕入れると費用である「仕入」が発生するので借方に、現金で支払うと資産である「現金」が減るので貸方に記入します。費用の発生は借方、資産の減少は貸方、という原則どおりです。
ポイント
この問題の核心は、1つの取引を費用の発生(借方)と資産の減少(貸方)の組み合わせとして捉えることです。仕入は費用、現金は資産という要素判定ができれば、自然に借方・貸方が決まります。要素を取り違えると仕訳が逆になります。
ワンポイントアドバイス
仕訳に迷ったら「何が増えて何が減ったか」「それぞれ何の要素か」を声に出して確認してみましょう。今回は仕入(費用)が発生し現金(資産)が減った、と整理できれば、借方・貸方の位置は自動的に決まります。
解説詳細
なぜAが正しいのか
商品を仕入れると、費用である「仕入」が100発生します。費用の発生は借方に記入します。その代金を現金で支払ったので、資産である「現金」が100減ります。資産の減少は貸方に記入します。したがって(借)仕入100/(貸)現金100が正しい仕訳です。借方・貸方とも100で金額も一致しています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Bは借方と貸方が入れ替わっており、仕入が貸方・現金が借方になっているため誤りです。Cは仕入の代わりに「売上」を使っていますが、これは販売したときの収益であり、仕入れた場面では使いません。Dは現金が借方(増加)になっており、現金で支払って減ったという事実と矛盾し、さらに掛けでないのに買掛金を計上している点でも誤りです。