Q.
売れ行きを伸ばすために売価を値引きした。売上原価(仕入値)は変わらない場合、値引きが及ぼす影響として最も適切なものはどれか。
ポイント
原価が同じであれば、値引きはそのまま利益の減少につながります。売上自体は立っていても、もうけが削られている、という点が核心です。「売れたから良し」ではなく、いくら値引いたかが利益に直結することを意識しましょう。
ワンポイントアドバイス
安易に値引きを出す前に、「この値下げで粗利がいくら減るのか」を一度試算してみましょう。同じ売上でも、値引きの有無で利益は大きく変わります。割引額がそのまま会社のもうけから消える、という感覚を持っておくと、不用意な安売りを避けられます。
解説詳細
正解はBです。売上原価(仕入値)が変わらないまま売価だけを下げると、値引きした分はほぼそのまま粗利(利益)の減少になります。原価は据え置きのまま、入ってくる金額だけが減るからです。Aの「値引きした分だけ売上原価も自動的に下がる」は誤りで、売価を下げても仕入値が連動して下がるわけではありません。Cの「売上さえ立てば利益への影響はない」も誤りで、値引きした分だけもうけは確実に削れています。Dの「売上原価が増えるので利益が増える」も誤りで、値引きで原価が増えることはなく、利益が増えることもありません。