MASTER / CAREER
キャリアはどう形成される?
キャリアは会社名や役職だけで決まるものではありません。経験・能力・価値観・機会という4つの視点からキャリアが生まれる仕組みを理解し、自分の経験と強みの手がかりを整理します。
約18分入門演習 3問講義をはじめる
※ 営業職のAさん・Bさんや、業務改善プロジェクトへの参加依頼などの場面は、説明のための架空の事例です。
この講義でできるようになること
- キャリアを職歴や肩書きだけでなく、経験や能力の積み重ねとして捉えられる
- キャリア形成に関わる4つの要素(経験・能力・価値観・機会)を説明できる
- 自分の経験から、強みや価値観の手がかりを見つけられる
00:00 / 09:12
1第1章キャリアは最初から決まっている?
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キャリア形成に関係する要素として、最も適切なのは?
経験と強みの棚卸しリスト
- これまでに力を入れた経験を3つ書き出したか(学業・部活動・アルバイトでもよい)
- 各経験で「できるようになったこと」を、「頑張った」ではなく行動で表したか
- 楽しかったこと・達成感・負担を感じたことを思い出したか
- 3つの経験に共通する、小さな特徴を探したか
- 今後も活かしたい強みを一つ選んだか
次に学ぶなら
テキストで読む(文字起こし)
第1章 キャリアは最初から決まっている?
5年後あなたはどんな仕事をしているでしょうか 同じ会社でより大きな仕事を任されているかもしれません 全く違う職種に挑戦しているかもしれません あるいは今は想像していない働き方を選んでいるかもしれません キャリアについて考えるとき私たちはつい正解の道を見つけようとします どの会社に入れば成功できるのか 何歳までに管理職になるべきか 転職するなら何年目がいいのか しかしキャリアには全員共通の正解があるわけではありません 大切なのは将来を正確に予測することではなく 自分の選択肢がどのように生まれ変化するのかを理解することです この講座ではキャリア形成の仕組みを学び 自分の経験を整理します
第2章 キャリアは肩書きの積み重ねではない
キャリアと聞くと会社や役職を思い浮かべるかもしれません もちろんそれも一部ですがそれだけでは説明できません 同じ営業職として3年間働いた2人を想像してください Aさんはお客様の要望を丁寧に聞き課題を整理する力を磨きました Bさんは販売データを分析し売れる仕組みを改善する力を磨きました 同じ営業職でも得意なことや次に挑戦できる仕事は違います Aさんなら顧客支援や人材育成 Bさんなら営業企画やマーケティングに経験を生かせるかもしれません つまりキャリアはどんな仕事をしたかだけでなく その仕事で何を経験し何ができるようになったかによって形成されます さらに何を大切にするかも重要です 役職を高めたい人も専門性を磨きたい人も 誰かを支えることにやりがいを感じる人もいます キャリアを考えるとは 社会的に評価される肩書きだけを選ぶことではなく 自分の経験と価値観から次の可能性を考えることなのです
第3章 キャリアを動かす4つの要素
キャリアを考えるために4つの要素に分けてみましょう 1つ目は経験 担当した仕事だけでなく失敗、任されたこと、学生時代の活動も含まれます 2つ目は能力 知識や技術だけでなく物事を整理する力 相手の話を聞く力、仕事を進める力です 3つ目は価値観 どんな瞬間にやりがいを感じ、何に違和感を持つのか これは仕事選びの判断基準になります 4つ目は機会 プロジェクトへの参加、誰かの誘い、偶然の出会いです これらは独立していません 新しい機会への挑戦で経験が増え 能力が磨かれ、さらに別の機会が生まれることがあります 働いて初めて自分の価値観が見えることもあります やりたい仕事がまだ明確でなくてもかまいません 経験そのものが将来を考える材料になるからです
第4章 計画と偶然から生まれるキャリア
キャリアには自分で計画して進む部分と 予想外の経験から変化する部分があります 企画職を目指す人が最初に店舗運営を担当することになったとします 遠回りに見えても現場で顧客の困りごとを知り スタッフの業務を改善した経験が その後の商品企画に生きるかもしれません 全てを計画通りにする必要はありません 偶然の機会に出会ったとき、挑戦する価値を判断し、そこから学ぶことが大切です ただし、偶然任せで良いわけでもありません 関心や学びたいことを考えておけば、機会が来たときに判断しやすくなります 計画と探索は対立しません 営業職のあなたに、業務改善プロジェクトへの参加依頼が来ました 参加前に何を確認しますか 得られる経験・関心・通常業務との両立 将来活かせる能力を確認しましょう 計画外だから断る 成長できそうだから無条件で受ける という両極端ではなく 条件と可能性を整理します
第5章 自分のキャリアを棚卸しする
ここから自分のキャリアの材料を整理します まずこれまでに力を入れた経験を3つ書いてください 仕事が少なければ学業、部活動、アルバイト、サークル活動でも構いません 次に各経験からできるようになったことを考えます アルバイトを頑張ったではなく 忙しい時間帯に優先順位を決めて動けるようになったのように 行動で表現しましょう 最後に楽しかったこと、達成感、負担を思い出してください 得意と好きは同じとは限りません その違いも発見です 3つに共通する特徴はありますか? 説明が多い細かな作業に集中できた 意見をまとめるのが好きだった 小さな特徴で十分です これが未来を考える材料になります
第6章 まとめと次への接続
キャリアは肩書きや職歴だけで決まりません 経験を通じて能力が変わり 価値観に気づき新しい機会に出会う その積み重ねがキャリアを作ります 将来の目標がはっきりしていなくても 焦って答えを決める必要はありません まず自分がどんな経験をして 何ができるようになり 何を大切にしてきたかを理解しましょう 今日整理した中から今後も生かしたい強みを一つ選んでください 次は働く上で何を大切にしたいかを整理します 方向を決める前に自分の判断基準を見つけましょう
