MASTER / FEEDBACK

指摘されると落ち込む。そこから何を学べばいい?

上司からの指摘に落ち込んだり反論したくなったりしたとき、内容を事実・評価・提案に分け、曖昧な指摘は確認質問で具体化し、仕事の目的に照らして改善行動を選ぶ方法を学びます。

約13分入門演習 3問講義をはじめる

※ 資料や提案書への指摘、上司A・上司Bの場面は、説明のための架空の事例です。

この講義でできるようになること

  • 指摘の内容を、事実・評価・提案に分けて整理できる
  • 曖昧な指摘に対して、改善に必要な情報を得る確認質問ができる
  • 仕事の目的に照らして、優先して直すことを選べる

前提知識

SG06-01・SG06-02 を先に見ておくと進めやすい

フィードバック・対話セルフマネジメント

00:00 / 06:10

1第1章「指摘」と「気持ち」を分ける

Space 再生/停止・← → 10秒移動・N / P で章を移動・C で字幕。右の「文字で読む」で、話している内容を文字で追えます。

演習:手を動かして確かめる

講義を見終えたら取り組みましょう。入力した内容はこの画面の中で使うだけで、どこにも送信されません。

問題 1 / 3

資料への指摘「説得力が弱い」は、フィードバックの3つの要素のどれにあたる?

選択肢

指摘を受けたあとの確認リスト

  • 指摘の内容を、事実・評価・提案に分けたか
  • 反論や「全部直します」の即答を急がず、まず内容を理解したか
  • わからない部分を絞って、どこが問題か・読み手に何を判断してほしいかを確認したか
  • 指摘を仕事の目的と照らし合わせ、何を優先して直すか決めたか
  • 修正したあと、相手が判断しやすくなったかを確かめたか
  • 人格を否定する発言や不当な扱いは、業務上の改善点と分けて考えたか
次の講座振り返っているのに成長しない人は、何が足りない?

次に学ぶなら

テキストで読む(文字起こし)

第1章 「指摘」と「気持ち」を分ける

一生懸命作った資料にこの数字の根拠は 結論が分かりにくい相手に伝わる構成にしてほしい と指摘が入りました せっかく頑張ったのに能力を否定された気がすると感じるかもしれません 落ち込んだり反発 したくなったりすること自体は不自然ではありません ただ指摘を受けた感情と指摘内容の妥当性は分けられます 全部を正しいと思い込む必要も 嫌な気持ちになったからといって役立つ情報まで捨てる必要もありません 1つ目は観察された事実 資料に出典がない 会議が予定より5分長かった 2つ目は相手の評価や解釈 説得力が弱い 説明が長い 3つ目は提案 冒頭に結論を置く 出典を追記する 事実は確認できるかを考え 評価はどの部分を見てそう思ったかを聞き 提案は目的に合い実行可能かを検討します 説明が下手だねだけでは改善点がわかりません どの部分でわかりにくいと感じましたかと質問すると改善のための情報になります

第2章 確認して、具体化する

指摘を受けるとでも時間がなかったんですとすぐ説明したくなるかもしれません 必要な事情説明もありますが指摘を理解する前に反論すると問題が曖昧なままになることがあります 反対に全部直しますと即答しても指示が曖昧だったり矛盾していたりすれば期待に応えられません どの部分が特に分かりにくかったでしょうか 情報量を減らすことと根拠を増やすこと どちらを優先しますか 想定する読み手は誰ですかと目的を確認しましょう 何でも質問する必要はありません 明確な指摘は対応し わからない部分を絞って尋ねます 大切なのは相手に従うことではなく 期待されている成果を理解することです 上司からこの提案書もう少し分かりやすくできない? と言われました 作業を始める前に何を確認しますか? 相手はどこを問題だと感じたのでしょうか? 読む人にどんな判断をしてほしいのでしょうか? 何を優先して直せば期待に近づくでしょうか? 例えば分かりにくかったのは結論、根拠、構成のどこですか 読み手に選択肢を比較してもらうのと承認を得るのとどちらが目的ですか 最初に直すならどこですか 実際に使える言葉であなた自身の質問を書いてみてください フィードバックは常に正しいとは限りません 相手が十分な情報を持っていない 好みが強く出ている指摘が矛盾する場合もあります 上司Aは資料は短いほど良い 上司Bは判断材料を詳しくといったとします 使う目的や読み手が違えば必要な情報量も変わります 指摘そのものだけでなく仕事の目的と照らし合わせましょう 不適切な言動や人格を否定する発言まで成長のためとして受け入れる必要はありません 業務上の改善点と不当な扱いは分け 必要なら他の上司や相談窓口に相談してください フィードバックを受け止める力は何を言われても我慢する力ではありません

第3章 まとめ:指摘を受けたあとにすること

最初に指摘内容を確認し、次に事実、評価、提案に分けます 仕事の目的と照らして何を変えるかを決め、最後に修正結果を確認します 例えば、結論が分かりにくいと言われたら、冒頭の1枚を直して再確認してもらう 修正したという事実だけでなく 相手が判断しやすくなったかを確かめます 今日の最後に最近受けた指摘を一つ思い出してください まだ確認できていないことは何か 次に何を変えるか この2つを書きましょう 次の講座では学びを継続的な改善につなげる方法を学びます