MASTER / GROWTH MINDSET

失敗したあと、仕事ができる人は何を振り返る?

失敗したあと「次から気をつけます」で終わらせず、事実と解釈を分け、原因の仮説を複数考え、再発を減らす具体的な行動を決める方法を、納期遅れのケースで学びます。

約13分入門演習 4問講義をはじめる

※ 社員Aさんの納期遅れのケースは、説明のための架空の事例です。

この講義でできるようになること

  • 失敗について、起きた事実と自分の解釈を区別できる
  • 原因を一つに決めつけず、複数の仮説として整理できる
  • 実行できたか確認できる、具体的な再発防止策を作れる

前提知識

SG06-01「成長マインドセットを理解する」を先に見ておくと進めやすい

セルフマネジメントフィードバック・対話

00:00 / 06:20

1第1章「反省」だけでは変わらない

Space 再生/停止・← → 10秒移動・N / P で章を移動・C で字幕。右の「文字で読む」で、話している内容を文字で追えます。

演習:手を動かして確かめる

講義を見終えたら取り組みましょう。入力した内容はこの画面の中で使うだけで、どこにも送信されません。

問題 1 / 4

失敗の振り返りで「事実」にあたるものは?

選択肢

失敗を振り返る確認リスト

  • 顧客などへの影響を確認し、必要な報告・対応を先に済ませたか
  • 予定・実際に起きたこと・その差を、事実として書いたか
  • 確認していない推測を、事実として書いていないか
  • 原因を一つに決めつけず、本人が変えられることとチームで改善することを分けたか
  • 次回の行動を「いつ・何をするか」が分かる形にしたか
  • 変更は効果が期待でき実行しやすいものを1〜2個に絞ったか
次の講座指摘されると落ち込む。そこから何を学べばいい?

次に学ぶなら

テキストで読む(文字起こし)

第1章 「反省」だけでは変わらない

締め切りに間に合わなかった 上司に謝って次から気をつけると約束した ところが2週間後また仕事が遅れました なぜでしょうか 気持ちが足りなかったからとは限りません 何を変えるべきか明確になっていなかったのかもしれません 反省しています もっと頑張りますは気持ちを表せます しかしそれだけでは仕事の進め方は変わりません 失敗を学習材料に変えるには事実を整理し原因を考え 次に試す行動まで決める必要があります 失敗を振り返る最初のポイントは事実と解釈を分けることです 私は仕事が遅くて上司を失望させてしまったという文章には 実際に起きたことと受け止め方が混ざっています 事実は例えば金曜17時が期限の資料を 翌週月曜10時に提出した 一方上司を失望させたは 実際に言われたのでなければ推測です 相手が困った可能性はあっても 確認せずに決めつけないことが大切です 何をいつまでにどんな状態にする予定だったか 実際には何が起きたか、どの程度差があったか この3つを確認し、分かっていないことはそのまま残しましょう

第2章 原因を考え、仕組みにする

原因分析を注意不足でした 準備不足でした で終わらせると改善策は決まりません 例えば作業時間を2時間と見積もったが 実際は6時間だった 不明点の確認が遅れた 別の業務が割り込んだ 上司のレビュー時間を予定に入れていなかった 複数の要因が考えられます 最初に思いついた理由を確定した原因だと思わず 作業記録ややりとりで確認します 本人が変えられることとチームで改善することも分けます 人員不足や過度な業務量が原因なら 担当者の注意力だけに問題を置いても再発しかねません 原因分析は責任追及ではなく 次の結果を変えるための活動です 社員Aさんは金曜日17時までに 顧客向け資料を提出する予定でした 作業を3時間と見積もり 金曜午後から着手しました しかし数値の確認に2時間かかり 上司による確認も必要でしたが 上司は夕方から外出していました 資料は月曜午前に完成しました 1つ目 確認できる事実は何でしょうか 2つ目 期限に間に合わなかった要因として何が考えられますか 3つ目 Aさん本人とチームで次回何を変えられるでしょうか 動画を止めて考えてください もっと早く始めるだけでは 具体的にいつ始めるか不明です 例えば 提出日の2営業日前までに初稿を作る 着手時に必要な数値と確認担当者を洗い出す レビュー予定を作業開始時に確保する こうした行動なら実行できたか確認できます チェックリストや予定表に組み込めば 毎回思い出そうとしなくても実行しやすくなります ただし1つの失敗から10個のルールを作ると 仕事が複雑になります 効果が期待でき実行しやすい変更を1つか2つ選び 次回に確認しましょう 失敗から学ぶとは反省の文章を長く書くことではありません

第3章 まとめ:失敗を放置しない、引きずらない

失敗したら、まず影響を確認し、必要な報告や対応を行います。 顧客への影響があるなら、振り返りより適切な事態対応を優先します。 落ち着いてから事実を整理し、原因の仮説を立て、変える行動を決め、 その結果を確認します。 失敗は必ず良い結果につながるとは限りません。 それでも起きてしまった失敗を分析し再発を減らすことはできます 今日振り返る失敗を一つ決め何が起きたか何が影響したか 次に何を変えるかを3行で書きましょう 次の講座では他者からのフィードバックを改善に生かす方法を学びます