異動の話が出るたび、後任を決めるたびに、「あの人、何ができたんだっけ」とゼロから探していないでしょうか。社員の経歴は履歴書に、評価は評価シートに、保有スキルは各部署の頭の中に、本人の希望は面談のメモに——人材の情報がバラバラに散らばっていると、配置は結局、声の大きい上司の推薦や、その場の勘で決まっていきます。誰がどんな経験を持ち、次に何をしたいのかという全体像が、組織のどこにもありません。
タレントマネジメントとは、この散らばった人材情報を1か所に集めて整理し、配置・育成・後継者準備の意思決定に活かす仕組みのことです。高いシステムを導入することが本体ではありません。勘と推薦で決まっていた人の采配を、「情報に基づく判断」に変えること——覚えて帰っていただきたいのは、集める(4観点)→ 整理する(スキルマップ)→ 使う(配置・育成・後継者)という一本道です。人材情報は、集めるためではなく、決めるために集める。これが本講座の背骨です。
本講座が扱うのは、組織全体の人材を見渡して配置・育成・後継者を決める「仕組み」だけに絞ります。評価の物差しそのものを設計する話は人事評価制度入門が、役割の階段や処遇の根拠づくりは等級制度入門が、辞めさせないための離職対策は離職防止入門が、1対1で個々の部下を伸ばす関わり方は部下育成講座が、それぞれの正本です。本講座はそこには踏み込まず、評価結果や等級は「使う側の入力データ」として扱います。
この講座を終えると、次の3つができるようになります。タレントマネジメントとは何かとその目的を自分の言葉で説明できること、自社で集めるべき人材情報の項目を4観点で整理できること、そして整理した情報をもとに配置・育成・後継者準備のいずれかで打ち手を1つ作れることです。全章を通して、ある管理職が自部署の数名分の人材情報を1枚のスキルマップ(例)に集め、それを使って次の配置と育成を決める、という場面を追いかけます。
この講座のポイント
- タレントマネジメントとは何か(人材情報を集めて配置・育成・後継者準備の意思決定に活かす仕組み)と、その目的を自分の言葉で説明できる。
- 自社で集めるべき人材情報の項目(経験・スキル・志向・育成課題など)を挙げ、整理の枠組みを作れる。
- 集めた人材情報を、スキルマップ(例)の形に整理できる。
- 整理した人材情報をもとに、配置・育成・後継者準備のいずれかで打ち手を1つ作成できる。
タレントマネジメントとは何か——目的と全体像
この章のゴール
タレントマネジメントとは何か(人材情報を集めて配置・育成・後継者準備の意思決定に活かす仕組み)と、その目的を自分の言葉で説明できる。
タレントマネジメントは人材情報を「決める」ために集めて使う仕組み
タレントマネジメントとは、自社で働く人それぞれの資質や才能、スキルを引き出し、組織的な枠組みの中で戦略的にマネジメントすること、またはそれを行う仕組みを指します。具体的には、採用や配属、人材育成のための研修や教育、評価を体系立てて運用し、企業の成長につなげていきます(出典:厚生労働省 マイジョブ・カード「タレントマネジメントとは」)。
なぜいま注目されるのか。導入すると、これまで把握できていなかった人材データ——各社員の実績や強み、性格や意欲など——が得られ、人材配置の見直しといった、これまで実施するのが難しかったアクションが実行しやすくなるからです。社員のもつ能力やスキル、将来の希望キャリアを考慮した配置が実現できれば「適材適所」がかなう可能性が高まり、希望するキャリア形成を支援することで従業員満足度が高まれば、定着率の向上・離職率の改善も期待できます(出典:同上)。配置・育成・定着——人にまつわる意思決定の質が、情報の有無で変わるということです。
人事評価が過去を測るのに対しタレマネは情報を未来に使う
ここで人事評価との関係を整理します。人事評価は、過去の成果や行動を測るものです。タレントマネジメントは、その評価情報を「測って終わり」にせず、次の配置や育成に活かす側に立ちます。ある企業の事例では、紙やExcelにとどまっていた人事評価の情報をシステムで一元化し、可視化したデータを新しいプロジェクトの立ち上げにも使えるようにしました。その結果、社員の評価やキャリア志向に加えて、趣味や特技まで把握できるようになり、各自のアイデアを拾いやすくなったといいます(出典:厚生労働省 マイジョブ・カード「タレントマネジメントとは」)。
つまり、評価制度そのものをどう設計するかは本講座の範囲外です。評価の物差しづくりや評価面談の進め方を学びたい場合は人事評価制度入門へ進んでください。本講座は、できあがった評価結果を「未来の配置・育成を決めるための入力データ」として受け取る、その使い手の立場に立ちます。
「タレマネ=高額システムの導入」という誤解を解く
「タレントマネジメントって、結局は高いシステムを入れることでしょう」——これがいちばんよくある誤解です。実際には、仕組み(誰の・どの情報を・何に使うかの流れ)が主であって、ツールは手段にすぎません。いきなり高性能なクラウドツールに投資しなくても始められます。たとえば厚生労働省のジョブ・カードには、職務経歴シート、職業能力証明(免許・資格)シート、職業能力証明(学習歴・訓練歴)シート、キャリア・プランシートといった様式があり、これらを社員に蓄積・更新してもらうだけでも、スキルや希望の把握ができ、適材適所な人材配置に活用できます(出典:厚生労働省 マイジョブ・カード「タレントマネジメントとは」)。Excel1枚やシート数枚からでも、タレントマネジメントは始められるのです。
なお、タレントマネジメントは国(厚生労働省)も労働経済の分析の中で導入状況を取り上げているテーマですが、導入率などの数値は調査・年度で変わるため、本講座では具体的な数字には立ち入りません。大切なのは数字の大小ではなく、「自社の人材を、勘ではなく情報で配置・育成できているか」という問いのほうです。ここでのつまずきは2つ。1つは情報を集めること自体が目的になってしまうこと、もう1つは「うちの規模では不要」と決めつけて止まってしまうことです。数名の部署でも、人の采配は毎月のように起きています。
この章の確認(演習)
自社で「人材情報がバラバラで困った」具体的な場面を1つ書き出してください(例:後任を決めるとき、誰が何をできるか分からず推薦頼みになった)。そのうえで、その困りごとが配置・育成・後継者準備のどの目的に関わるかを当てはめ、「タレントマネジメントとは何で、何のために情報を集めるのか」を自分の言葉で1文にまとめてみましょう。
どんな人材情報を集めるか——集める項目を決める
この章のゴール
自社で集めるべき人材情報の項目(経験・スキル・志向・育成課題など)を挙げ、整理の枠組みを作れる。
「何の意思決定に使うか」から逆算して集める項目を決める
人材情報は、闇雲に集めると「集めただけ」で終わります。前章で確認したとおり、集める目的は配置・育成・後継者準備という意思決定にあります。だから集める項目は、「何の判断に使うか」から逆算して決めるのが基本です。中小企業庁の人材活用ガイドラインも、経営課題の背景にある本質的な人材課題を見いだし、そこから人材戦略を検討していく道筋を示しています(出典:中小企業庁「中小企業・小規模事業者 人材活用ガイドライン」)。「来期、この部署のリーダーを誰にするか」「あの業務を継げる人を育てられているか」——先に決めたい判断があるからこそ、必要な情報が定まります。
経験・スキル・志向・育成課題の4観点で人材情報を立てる
本講座では、集める人材情報を次の4観点に束ねて整理することをおすすめします。①経験(これまで担当した業務・実績・職務経歴)、②スキル・資格(できること・保有資格)、③志向(本人がやりたい方向・将来の希望キャリア)、④育成課題(次に伸ばすべき点・不足する能力)。この4つは、タレントマネジメントが実際に扱う人材データと対応しています。先に見たとおり、把握すべき情報には各社員の実績や強み、能力やスキル、将来の希望キャリアが含まれ、ジョブ・カードでも職務経歴・免許資格・学習歴・キャリアプランが様式として整理されています(出典:厚生労働省 マイジョブ・カード「タレントマネジメントとは」)。「経験・スキル・志向・育成課題」という束ね方は、それらを現場で使いやすくまとめ直したものだと考えてください。
つまずきやすいのは、人事や上司の主観だけで項目を埋めてしまうことです。とくに③の志向は、本人に聞かなければ分かりません。本人がやりたい方向を無視した配置は、せっかくの適材適所を台無しにします。志向や育成課題を本人から引き出す1対1の関わり方そのものは部下育成講座が正本なので、面談の進め方を深めたい場合はそちらへ。本講座は、引き出した情報を「組織全体を見る面」に並べることに集中します。
既にある情報と新たに集める情報を分ける
4観点で項目を立てたら、次は「既にある情報」と「新たに集める情報」に仕分けます。①経験と②スキル・資格の多くは、評価シートや経歴、等級の情報としてすでに社内にあります。評価結果は人事評価制度入門の成果を、等級は等級制度の枠組みを、それぞれ一項目として持ってくればよいのです。一方、③志向と④育成課題は、これから本人や上司から集める必要があることが多いはずです。集め方は、面談・1on1・自己申告などが考えられます。離職の兆しに関わる本人のサインを情報として拾う観点は離職防止入門が詳しいので、あわせて参照すると、集める項目に「定着のリスク」を加える視点が得られます。
なお、項目を増やしすぎると運用が回りません。集めた情報は定期的に更新してこそ意味があるので、最初は無理なく回せる範囲(目安として観点ごとに数項目)に絞り、判断に効くものから立てるのが現実的です。
この章の確認(演習)
自部署の人材情報の項目を、経験・スキル・志向・育成課題の4観点で5〜8個程度に絞って書き出してください。そのうえで、それぞれを「既にある情報(評価・等級・経歴から持ってこられる)」と「新たに集める情報(本人に聞く・自己申告してもらう)」に仕分けてみましょう。新たに集める情報については、誰から・どうやって集めるかも一言添えます。
人材情報を整理する——スキルマップで見える化する
この章のゴール
集めた人材情報を、スキルマップ(例)の形に整理できる。
人材情報は集めるだけでなく並べて初めて使える
情報は集めただけでは判断に使えません。並べて初めて、組織の状態が見えてきます。その代表的な整理の形がスキルマップです。スキルマップとは、従業員一人ひとりの現在の業務に関するスキルレベルを一覧表にしたもので、これを使うと、個人・グループ・部門単位で現在のスキルがどのレベルにあるのかが一目でわかり、能力開発の見える化になります。達成している能力と不足している能力が視覚的に明示されるので、個別具体的な教育計画を立てる土台にもなります(出典:J-Net21「スキルマップの作成と活用方法について教えてください」)。バラバラだった情報が1枚に並ぶと、「組織に足りない経験」「特定の人への偏り」「後継者の不在」が見えるようになるのです。
スキルマップは縦に人・横にスキルを並べて保有状況を一覧化する
作り方はシンプルです。一般的なスキルマップは、業務内容・必要な能力や技能・資格などと、従業員名を縦横の軸に配し、その交点に達成度合いを書き込んだ一覧表です(出典:J-Net21「スキルマップの作成と活用方法について教えてください」)。本講座の共通例では、読者が作りやすいように、縦に自部署の数名、横に業務スキルや経験を並べる形(例)で進めます。軸は入れ替えても構いません。交点には、保有状況を数段階で記入します(例:◎=一人でできて指導もできる、○=一人でできる、△=補助があればできる、—=できない)。達成度は段階を設けると分かりやすくなります(出典:同上)。このとき、必要なスキルをやみくもに並べるのではなく、「接客」を「接客の概要」「能力細目」「職務遂行の基準」へと分解するように、業務を細かく分けて評価基準を決めると、自社に合った独自の見える化ができます(出典:同上)。
一覧から「足りない経験・偏り・後継者不在」を読み取る
スキルマップは、作って満足するためのものではありません。並べたら、必ず読み取ります。横に見れば、その人がどのスキルを持ち、どこが空欄かが分かります。縦に見れば、あるスキルを誰が持ち、誰も持っていない(=組織の空白)か、特定の一人に集中していないかが分かります。厚生労働省の職業能力評価シートも、一人ひとりの強み・弱みを明らかにしたうえで、その結果を集計することで組織全体の育成課題を洗い出せると説明しています。さらに、本人と上司がそれぞれチェックすると認識の違いが生じることがあり、その違いを本人に伝えるフィードバック面談が、気づきと行動改善のきっかけになるとされています(出典:厚生労働省「職業能力評価シートについて」)。表は、組織の弱点と、本人・上司の認識のズレを、同時にあぶり出してくれる道具なのです。
なお、人材情報の扱いには注意が要ります。スキルマップには社員の評価につながる情報が並ぶため、誰がどこまで見るかを決めずに共有するのは禁物です。従業員の個人情報を取り扱うときは、その利用目的をできる限り特定する必要があり、あらかじめ労働組合などに通知し、必要に応じて協議することも望ましいとされています(出典:個人情報保護委員会「FAQ Q2-2」)。「何のために集め、誰が見るか」を先に決めてから運用してください。なお、読み取った要点を端的にまとめ直す整理術は要約スキル講座が参考になります。
この章の確認(演習)
自部署の数名分について、縦に人・横にスキルや経験を並べたスキルマップ(例)を1枚作ってください。保有状況を数段階で記入したら、縦と横の両方から読み取り、「組織として足りているスキル」と「不足しているスキル(誰も持っていない、または一人に集中している)」を各1つ挙げてみましょう。
人材情報を意思決定に活かす——配置・育成・後継者準備
この章のゴール
整理した人材情報をもとに、配置・育成・後継者準備のいずれかで打ち手を1つ作成できる。
タレマネのゴールは一覧を眺めることではなく意思決定
スキルマップができても、眺めているだけでは何も変わりません。タレントマネジメントのゴールは意思決定です。整理した情報を、次の3つの打ち手に変換します。①配置(適材適所の異動・アサイン)、②育成(足りないスキルを計画的に経験させる)、③後継者準備(重要なポストの後継候補を早めに見立てる)。タレントマネジメントが目指す適材適所も、社員の能力やスキル、将来の希望キャリアを考慮した配置として実現されるものでした(出典:厚生労働省 マイジョブ・カード「タレントマネジメントとは」)。一覧から見えた「不足」や「偏り」を、具体的な人の動かし方に翻訳していきましょう。
整理した情報を配置・育成・後継者準備の打ち手に変える
打ち手の立て方には型があります。とくに育成は、足りないスキルを計画的な経験で埋めるのが基本です。経営人材や後継者を育てる現場でも、「現場に配属して体に染み込ませる→ジョブローテーションで複数部門を担当させる→新規事業部門を任せる→経営幹部に据えて任せる」という段階を踏み、主要部門のローテーションで各種業務の経験を積ませながら専門知識と業務プロセスの理解を育てる方法がとられます(出典:J-Net21「後継者を育成するには…」「後継者の選択と育成」)。スキルマップで「この人にはこの経験が足りない」と分かったなら、その経験を積める仕事に就ける——これが配置と育成をつなぐ考え方です。
後継者準備も、思いつきではなく早めの見立てと計画が肝心です。中小企業の事業承継では、後継者に必要な能力を習得させたり経営権を整えたりするのに、少なくとも4〜5年、長い場合は10年以上かかることもあるとされ、変化に対応できる経営能力を持つ人物を選んで育てる必要があると指摘されています(出典:J-Net21「後継者の選択と育成」)。経営トップの交代に限らず、組織の重要ポストの後継候補も、相応の時間をかけて育てるものです。だからこそ、空きが出てから慌てるのではなく、スキルマップで「このポストの後継者がいない」と見えた段階で、候補を早めに見立てておきます。
本人の志向と照らして無理がないかを確認する
打ち手を立てたら、最後に本人の志向と照らします。適材適所は、本人の将来の希望キャリアを考慮してこそ成り立つものでした(出典:厚生労働省 マイジョブ・カード「タレントマネジメントとは」)。会社都合だけで配置を決めると、本人の納得が得られず、せっかくの異動が定着につながりません。つまずきやすいのは、本人の志向を聞かずに会社都合で動かすこと、そして後継者を「今のエース一人」に決め打ちして候補を広げないことです。候補は複数見ておくほうが、変化にも本人の事情にも耐えられます。なお、配置や打ち手が離職リスクと隣り合わせのときは、辞めさせないための具体策は離職防止入門へ、本人に伝える評価面談の進め方は人事評価制度入門へ。本講座は、どの打ち手を・誰に・いつ打つかを情報から決めるところまでを担います。
打ち手を決めたら、必ず「いつ・誰が・何をするか」まで書き切ります。「Aさんを次期リーダー候補として、来期から〇〇部門のローテーションに入れる。準備は今四半期から、人事と所属長で進める」——このように、人・場所・経験・期日・担当をそろえて初めて、情報は意思決定になります。
この章の確認(演習)
第3章で作ったスキルマップ(例)から、課題(不足スキル、または後継者不在のポスト)を1つ選んでください。それを埋める打ち手を、配置・育成・後継者準備のいずれかで1つ立て、「誰を・どこに(または何を経験させる)」を決めます。本人の志向と無理がないかを確認したうえで、「いつ・誰が・何をするか」までを1つ、書き出してみましょう。
まとめ
タレントマネジメントとは、散らばった人材情報を1か所に集めて整理し、配置・育成・後継者準備の意思決定に活かす仕組みです。高額なシステムを入れることが本体ではなく、「集める(4観点)→ 整理する(スキルマップ)→ 使う(配置・育成・後継者)」という一本道こそが本体でした。集める項目は「何の判断に使うか」から逆算して経験・スキル・志向・育成課題の4観点で立て、スキルマップで並べて組織の不足・偏り・後継者不在を読み取り、本人の志向と照らしながら打ち手を「いつ・誰が・何をするか」まで決める——人材情報は、集めるためではなく、決めるために集めるのです。
明日の一歩として、自部署の数名分から、4観点の人材情報を1枚のスキルマップ(例)に書き出してみてください。空欄や偏りが1つ見つかれば、それがあなたの組織の最初の打ち手になります。さらに進んで、集めた人材情報を離職リスクの早期発見に使いたい方は離職防止入門へ、情報の入力源となる評価制度を整えたい方は人事評価制度入門へ進むのが次のステップです。
本講座の特典として、経験・スキル・志向・育成課題の4観点を埋めるだけで組織の不足が見える「人材スキルマップ・テンプレート(4観点+整理シート)」をご用意しています。テンプレートの入手案内と、人材データ活用や育成に役立つ実務情報のお届けは、メルマガ登録からどうぞ。
よくある質問
タレントマネジメントと人事評価は何が違うのですか
人事評価は過去の成果を測るもの、タレントマネジメントはその情報を未来の配置・育成に活かす仕組みです。評価結果は、タレマネが使う入力データの一つになります。
高いシステムを入れないとタレントマネジメントはできませんか
いいえ。仕組みが主でツールは手段です。厚生労働省のジョブ・カードのような様式やExcel1枚からでも、社員のスキルや希望を把握して配置に活かせます。
集めるべき人材情報は何から決めればよいですか
「何の判断に使うか」から逆算します。配置・育成・後継者準備のどれに使うかを先に決め、経験・スキル・志向・育成課題の4観点で必要な項目を立てます。
スキルマップは作っただけで効果がありますか
作るだけでは不十分です。縦横に読み取り、組織の不足スキルや一人への偏り、後継者不在を見つけ、配置や育成の打ち手に変えて初めて意味を持ちます。