広報・PR入門|自社の出来事を発信プランに設計する基本 | マナビズ

広報・PR入門|自社の出来事を発信プランに設計する基本

広報・PR入門|自社の出来事を発信プランに設計する基本

「リリースは出したのに、どこにも載らない」。広報を任されてまず詰まるのは、文章のうまさではありません。自社の何がニュースになるのか、誰に向けて何が伝わればいいのかが、はっきりしないまま発信してしまうことです。新商品やイベントのたびに「とりあえずリリースを出して」「SNSにも上げて」と頼まれ、毎回ゼロから文面をひねり出す。けれど反応がない。気づくと「出すこと」そのものが目的になり、載らない・反応がないと手が止まってしまう——この詰まりの正体は、書く力の不足ではなく、設計の不在です。

広報・PRとは、自社が直接「買ってください」と言うことではありません。第三者であるメディアや社会に取り上げてもらうために、自社の出来事を「相手から見た切り口」に翻訳し、「誰に・何を・どの順で伝えるか」を1枚の発信プランとして設計することです。広報・PRは、組織とそれを取り巻く人々との望ましい関係を創り出すための考え方と行動だとされ、一方的な発信ではなく、社会の声を聞きながら信頼関係を築いていくものと位置づけられています(出典:日本パブリックリレーションズ協会「PR(パブリックリレーションズ)とは」)。成果を分けるのは発信の量や文章の華やかさではなく、相手目線の設計です。覚えて帰る型はこの3ステップです——出来事を切り口に翻訳する → 誰に・どのチャネルで届けるか決める → 1枚の発信プランにまとめて点検する。

本講座は、この「情報発信の設計(何を・誰に・どの順で)」だけに絞ります。発信ネタを日々のSNS投稿にどう乗せるかという運用術はSNSマーケティング入門が、お客さんの頭の中に一貫したイメージ(約束)を育てる設計はブランディング入門が、それぞれの正本です。本講座はそこには立ち入りません。この講座を終えると、広報・PRと広告・販促の違いを説明でき、自社の出来事から取り上げてもらえる切り口と伝える相手を見分けられ、自社の情報発信を1枚の発信プランとして設計できるようになります。題材は全章を通して1つに固定します。「自社が新しいサービスを始める」という1つの出来事を、広報・PRとしてどう発信設計するか。章が進むごとに、相手の特定 → 切り口 → 順番 → 点検へと、設計を一段ずつ進めていきます。

この講座のポイント

  • 広報・PRと広告・販促の違い(自分で言う vs 第三者に取り上げてもらう)を、自分の言葉で説明できる。
  • 自社の出来事から「取り上げてもらえる切り口(ニュースの種)」を見分けられる。
  • 伝える相手と伝える順番(チャネル)を見分けて選べる。
  • 自社の情報発信を「誰に・何を・どの順で伝えるか」の1枚の発信プランとして設計できる。

広報・PRとは何か——広告・販促との違い

この章のゴール

広報・PRと広告・販促の違い(自分で言う vs 第三者に取り上げてもらう)を、自分の言葉で説明できる。

広報・PRは「自分で言う」のではなく「第三者に語ってもらう」活動

まず、広告と広報の違いをはっきりさせます。一番の違いは「語り手が自分か、第三者か」です。広告は、企業が掲載費を媒体主(新聞社や雑誌社など)に支払い、自分たちの目的に応じた内容をそのまま掲載してもらうものです。これに対して広報は、メディアが自分たちの読者にとって有益だと判断した情報を、自主的に取材・制作して記事として配信します。記事の中身はメディアの取材・編集に基づくため、企業が訴えたい内容がそのまま載るとは限りません。その代わり、掲載費はかからず、読者には客観的で信頼性が高いものと受け取られます(出典:J-Net21「プレスリリースを行う方法を教えてください。」)。

言いかえると、広告は「お金を払って自分で言う」、広報は「第三者に語ってもらう」。同じ情報でも、自社が「うちのサービスはすごい」と言うのと、新聞が記事として「こういうサービスが出た」と書くのとでは、受け手の信じ方がまったく違います。ある解説では、宣伝はお金の力で媒体のスペースを買って自社の主張を載せる購買に近い仕事である一方、広報は事実をもとに記事の素材を用意して取り上げてもらう地味な作業だと整理されています(出典:J-Net21「新聞や雑誌に記事として取り上げられる方法を教えてください。」)。広報を任されたあなたの仕事は、自分で大きな声を出すことではなく、第三者が語りたくなる材料を整え、語ってもらう設計をすることなのです。

広報で動かすのは、売上の前にある「信頼・認知」

広告・販促が狙うのが「買ってもらうこと(売上)」だとすれば、広報・PRが動かすのは、その手前にある「理解・共感・信頼」です。広報の最終的な目的は、社会に認めてもらい、信頼を勝ち得て、企業価値を高め、持続的な成長を可能にすることだと説明されています。社会の支持や共感を得られなければ、その組織の運営はスムーズにいかない、とも指摘されています(出典:経済広報センター「企業広報の基本」)。

ここで「相手」にあたるのがステークホルダーです。ステークホルダーとは利害関係者のことで、消費者・株主・投資家・従業員・取引先・地域住民・行政など、企業経営に影響を持つ第三者を指します(出典:日本パブリックリレーションズ協会「ステークホルダー」)。広報・PRは、こうした相手と信頼関係を築いていく活動です。だから、いきなり「売る」より前に、「誰に・どう知ってもらい・どう信頼してもらうか」を考える必要があります。共通例で言えば、新サービスを始めるとき、広告なら「いますぐお申し込みください」と自社の言葉で出稿します。広報なら、そのサービスがどんな困りごとを解決するのかを、メディアに記事として取り上げてもらえる形で届ける。前者は売上を直接、後者は信頼と認知を先に動かす——この違いが出発点です。お客さんの頭の中に一貫したイメージ(約束)を育てる設計そのものはブランディング入門が正本なので、本講座では「その約束を外にどう伝え広げるか」という発信側に絞ります。

「広報=プレスリリースを出すこと」「拡散すれば成功」というつまずき

ここでつまずきやすいのが2つあります。1つは「広報=プレスリリースを出すこと」と、手段だけで捉えてしまうことです。プレスリリースは第三者に取り上げてもらうための一手段にすぎません。出すこと自体がゴールではなく、相手に届いて信頼や認知が動いて初めて意味があります。もう1つは「とにかく拡散すれば成功」と、目的を取り違えることです。たくさん発信しても、相手にとって価値のない内容なら取り上げられませんし、信頼も生まれません。なお、広報は掲載費こそかかりませんが、ノウハウと作業の労力は必要だとされており、「タダで何でも載る」わけではない点も押さえておきましょう(出典:J-Net21「プレスリリースを行う方法を教えてください。」)。大事なのは量ではなく、相手目線で設計されているかどうかです。

この章の確認(演習)

自社(または共通例の会社)の最近の発信を1つ思い出してください。そのうえで、それが「広告(自分でお金を払って自分で言う)」を狙っていたのか、「広報(第三者に取り上げてもらう)」を狙っていたのかを、言葉にしてみましょう。さらに、その発信で「動かしたかったのは売上だったのか、それとも信頼・認知だったのか」を一言で書き出してください。広告と広報のどちらが良い・悪いではなく、自分がどちらを狙っていたのかを自覚することが、設計の第一歩です。

ニュースの種を見つける——自社の出来事を切り口に変える

この章のゴール

自社の出来事から「取り上げてもらえる切り口(ニュースの種)」を見分けられる。

メディアが反応するのは「自社が言いたいこと」ではなく「相手にとっての価値」

第三者に語ってもらうには、相手が語りたくなる材料が要ります。ここで効くのが「メディア視点」です。メディアも視聴率や部数を抱えたビジネスなので、自社が言いたいことではなく、読者にとって価値があるかどうかで取り上げるかを決めます。あるメディア向けの解説では、メディア側が気に留める要素をしっかり記載することが重要だとされ、その例として、実績や、類似品と客観的に差異化できる点が挙げられています。しかもそれを主観的にではなく、具体的・客観的に示すことが求められます。たとえば「丁寧に熟成させた」ではなく「(例)〇〇という製法で1か月間熟成させた」、「材料を厳選した」ではなく「(例)〇〇等級の原料のみを使用した」と書くと、メディアは興味を持ちやすくなる、というわけです(出典:J-Net21「情報発信の意義と方法」)。

つまり「ニュースの種」とは、自社の出来事そのものではなく、その出来事を「相手から見た価値」に翻訳したものです。同じ新サービス開始でも、自社の都合(売りたい機能)をそのまま並べると、誰の関心も引きません。相手から見て何が新しいのか、何の役に立つのかに言いかえて、はじめてニュースの種になります。

同じ出来事を複数の切り口に言い換える

切り口の作り方は、1つの出来事を相手目線で複数に言いかえてみることです。共通例の「新サービス開始」なら、たとえば次のように言いかえられます。(例)「業界では珍しい仕組みだ」という新しさの切り口、(例)「よくある困りごとを解決する」という身近さの切り口、(例)「いまの社会の流れに沿っている」という社会性の切り口。ニュース性のある切り口としては、社会的な関心の高いテーマ(たとえばサステナブルな取り組みなど)が注目されやすいことや、季節感のある時事ネタとして扱いやすくする工夫が有効なことが指摘されています。一方で、大きな時局ニュースと重なると企業の発信は埋もれてしまうため、タイミングにも注意が必要だとされています(出典:J-Net21「新聞や雑誌に記事として取り上げられる方法を教えてください。」、日本パブリックリレーションズ協会「PR(パブリックリレーションズ)とは」)。

切り口をつくるときは、自社の事実に客観的な裏づけを添えるのが基本です。「すごい」という主観ではなく、「(例)導入した〇社で△△が減った」といった具体的・客観的な事実があると、相手は記事にしやすくなります。さらに進んだやり方として、自社が持っている業界のデータを独自に調査・発信し、それがメディアに注目されて取り上げられる、という事例も紹介されています(出典:J-Net21「『話題作り』で積極的に仕掛けていく」)。自社の商品を直接売り込むのではなく、相手が役立てられる情報として差し出す——これがニュースの種づくりの勘所です。

切り口は1つに絞る——全部盛りは焦点をぼやけさせる

切り口を複数つくったら、最後に1つへ絞ります。あれもこれもと詰め込むと、結局何がニュースなのかが伝わりません。プレスリリースのタイトルは新聞の見出しと同じで、伝えたいことをできるだけ1つに絞り込むことが重要だとされています(出典:J-Net21「プレスリリースを行う方法を教えてください。」)。切り口を3つ書き出したら、相手から見て一番強い1つに丸をつけ、それを軸に発信を組み立てます。残りの切り口は捨てるのではなく、別の相手・別の機会のために取っておけばよいのです。この章で選んだ切り口を、日々のSNS投稿にどう小さく落とし込んでいくかはSNSマーケティング入門が扱います。本講座は「どの切り口を選ぶか」までを設計します。

この章の確認(演習)

自社の出来事を1つ選んでください(共通例なら「新サービス開始」)。その出来事について、「相手から見た切り口」を3つ書き出します。このとき、自社が言いたいこと(売りたい機能)ではなく、相手にとって何が新しい・役に立つ・意味があるか、という言い回しに翻訳してください。書き出したら、相手から見て一番強い1つに丸をつけ、なぜそれが一番強いと思うのかを一言で説明してみましょう。

誰に・どの順で届けるか——相手とチャネルを設計する

この章のゴール

伝える相手と伝える順番(チャネル)を見分けて選べる。

同じ切り口でも「誰に届けたいか」で使うチャネルは変わる

切り口が決まったら、次は「誰に・どこで・どの順で」届けるかです。広報・PRの発信先は1つではありません。テレビ・新聞・雑誌・ラジオといったマスメディアを通じて社外のステークホルダーに発信する道に加えて、会社案内などの印刷物、自社の公式Webサイト、公式SNS(Instagram・YouTube・Facebook・Xなど)といった「オウンドメディア(自社媒体)」を使う道もあります。大切なのは、各ステークホルダーを意識してメディアを選び、それぞれのツールが互いに高め合うよう配慮することだとされています(出典:日本パブリックリレーションズ協会「PR(パブリックリレーションズ)とは」)。同じ切り口でも、専門家に届けたいのか、一般の消費者に届けたいのか、すでに自社を知っている人に詳しく見てほしいのかで、選ぶ手段は変わります。

発信は「誰に」を先に決めてから——チャネルから先に選ばない

ここでのつまずきは、相手を決めずにチャネルから先に選んでしまうことです。「とりあえずプレスリリース」「とりあえずSNS」と手段から入ると、誰にも刺さりません。順番は逆で、まず「誰に」「何を」「どのように」というコンセプトを定め、ターゲットに向けて発信するのが基本だとされています(出典:J-Net21「情報発信を強化する際の注意事項を教えてください。」)。多岐にわたる相手に対し、どんなメッセージをいつ・どのように発信するかを常に考える必要がある、とも整理されています(出典:経済広報センター「企業広報の基本」)。

共通例の「新サービス開始」で考えてみます。(例)業界の専門メディアに取り上げてほしい相手、(例)SNSで直接届けたい一般の利用者、(例)自社サイトで詳しく読みたい検討中の相手——というように、相手を分けます。そのうえで、それぞれの相手がいる場所(チャネル)を選び、どこから出すかの順番を決めます。チャネル選びでは、広報効果が高く相手に喜ばれる先を選んで送ること、そして自社サイトにも同じ情報を載せておくことが勧められています(出典:J-Net21「プレスリリースを行う方法を教えてください。」)。

全部同時に出さない——誰の信頼を先に得たいかから逆算する

やみくもに全チャネル同時・同じ文面で出すと、どこにも深く刺さりません。順番を設計するときは、まず誰の信頼を先に得たいかから逆算します。たとえば実績や客観的な資料を整え、取り上げられやすい相手から順に当たっていく、という進め方です。短期で無理に露出を狙うのではなく、客観的な資料の整備などを通じて中期的な目線で順序立てることがカギだとされています(出典:J-Net21「情報発信の意義と方法」)。相手によってチャネルも順番も変わる——だからこそ、相手を先に決めることが効いてきます。なお、相手の頭の中に一貫したイメージ(約束)を育てる設計はブランディング入門、販促全体の地図(顧客→価値→届け方)はマーケティング入門が正本です。本講座は「誰に・どのチャネルで・どの順で」という発信の順番設計に絞ります。

この章の確認(演習)

第2章で選んだ切り口について、「届けたい相手 → 使うチャネル → 出す順番」を1セット書き出してください。相手は具体的に(例:業界の専門メディア、既存の利用者、検討中の見込み客)、チャネルはその相手がいる場所を選び、順番は「まずどこに、次にどこに」と並べます。書けたら、なぜその順番にしたのか——つまり「誰の信頼を先に得たいのか」を一言で説明してみましょう。

情報発信プランにまとめる——1枚の設計図を作り点検する

この章のゴール

自社の情報発信を「誰に・何を・どの順で伝えるか」の1枚の発信プランとして設計できる。

思いつきで出さない——相手・切り口・順番を1枚に束ねる

ここまでで、相手・切り口・順番がそろいました。最後に、これらを1枚の発信プランに束ねます。情報発信は思いつきで出すのではなく、「誰に」「何を」「どのように」というコンセプトを定めてから出すことが勧められており、一連の活動には中長期的な戦略計画と一貫性が求められるとされています(出典:J-Net21「情報発信を強化する際の注意事項を教えてください。」、日本パブリックリレーションズ協会「PR(パブリックリレーションズ)とは」)。1枚にまとめておくと、依頼が来るたびにゼロから悩まず、ブレずに動けます。

本講座では、発信プランを次の5項目で1枚に書き出すことをおすすめします(これは公的に決まった様式ではなく、ここまでの学びを束ねた学習用の枠です)。①目的(何のための発信か)、②相手(誰に届けるか)、③切り口(何を、相手目線で)、④チャネルと順番(どこから、どの順で)、⑤点検(自社都合になっていないか)。①〜④は第1〜3章で決めてきた中身を移すだけです。共通例の「新サービス開始」なら、目的=(例)専門家にまず信頼してもらう、相手=(例)業界の専門メディアと既存利用者、切り口=第2章で丸をつけた1つ、チャネルと順番=専門メディア→自社サイト→SNSの順、というように埋めていきます。

発信内容は5W1Hで整理する

プランの中身、とくに「③切り口(何を)」を具体化するときは、5W1Hで事実を整理すると伝わりやすくなります。プレスリリースの本文は「誰が、何を、どのような目的で、いつ、どうしたのか」という構成で正確に書くこと、タイトルは伝えたいことを1つに絞ること、専門用語は極力避けてやさしい表現にすること、そして問い合わせ先を明確にすることが勧められています(出典:J-Net21「プレスリリースを行う方法を教えてください。」)。プランの段階で5W1Hの骨組みができていれば、あとは文面に書き起こすだけです。なお、その文面そのものの書き方・敬語・体裁はビジネス文章入門が正本なので、本講座はプランの設計までを担当します。

出す前の点検——自社目線になっていないかを読み返す

プランは作って終わりではありません。出す前に、相手目線で読み返して点検します。点検の軸は「自社都合の押し付け・広告臭さになっていないか」です。あるメディア向けの解説では、宣伝としての押し付けや「売らんかな」の表現を避け、担当記者が自分で書いたように仕上げることが勧められています(出典:J-Net21「新聞や雑誌に記事として取り上げられる方法を教えてください。」)。主観的な自画自賛ではなく、相手が使える客観的な事実になっているか。読む相手のリテラシーに合ったやさしい表現か。これらを最後に確認します。

点検を飛ばすと、思わぬ手戻りも起きます。ターゲットを定めずに発信した結果、自社では対応できない問い合わせに追われ、断る際にトラブルになった、という例も報告されています。発信した情報は思わぬ形で広がるため、プライバシーや情報漏えいへの配慮も必要で、小規模な会社でも他者の視点でチェックする体制を整えることが勧められています(出典:J-Net21「情報発信を強化する際の注意事項を教えてください。」)。だからこそ、出す前の「⑤点検」を1項目として組み込んでおくのです。

この章の確認(演習)

自社の出来事を1つ選び、「①目的 ②相手 ③切り口 ④チャネルと順番 ⑤点検」の5項目を、1枚の発信プランに書き出してください。①〜④は第1〜3章で決めた中身を移します。最後に⑤点検として、書いたプランを相手目線で読み返し、「自社が言いたいことだけになっていないか」「主観的な自画自賛になっていないか」を確認して、気になった箇所を1つ直してみましょう。これで、上司に「この設計で進めたい」と説明できる1枚ができあがります。

まとめ

広報・PRとは、自分で売り込むことではなく、第三者に取り上げてもらうために、自社の出来事を「相手から見た切り口」に翻訳し、「誰に・何を・どの順で伝えるか」を1枚の発信プランに設計する活動です。動かすのは売上の前にある信頼・認知。成果を分けるのは発信の量や文章の華やかさではなく、相手目線の設計です。覚えて帰る型は「出来事を切り口に翻訳する → 誰に・どのチャネルで届けるか決める → 1枚の発信プランにまとめて点検する」の3ステップ。広報とは、自分で言うより、語ってもらう設計をすることなのです。

明日の一歩として、次に発信の依頼が来たら、いきなり文面を書き始めず、「目的・相手・切り口・チャネルと順番・点検」の5項目を1枚に書き出してから動いてみてください。そのうえで、作った発信ネタを日々のSNS投稿に落とし込むコツを知りたい方は、SNSマーケティング入門へ進むのが次のステップです。

本講座の特典として、「目的・相手・切り口・チャネルと順番・点検」の5項目を埋めるだけで発信設計が1枚で完成する「情報発信プラン・テンプレート」をご用意しています。テンプレートの入手案内と、広報・PRや情報発信の実務に役立つ情報のお届けは、メルマガ登録からどうぞ。

よくある質問

広報・PRと広告は何が違うのですか

語り手と費用が違います。広告は費用を払って自分で言うもの、広報は費用をかけずメディアに第三者として取り上げてもらうものです。後者は客観性が高く信頼されやすい一方、内容は思い通りに載るとは限りません。

何を発信すればメディアに取り上げてもらえますか

自社が言いたいことではなく、相手にとっての価値(ニュースの種)です。実績や客観的な事実を、主観的でなく具体的に示し、社会性や時事性のある切り口に翻訳すると取り上げられやすくなります。

プレスリリースを出せば広報は成功ですか

いいえ。リリースは第三者に取り上げてもらう一手段にすぎません。出すこと自体ではなく、相手に届いて信頼や認知が動いて初めて成果です。量より相手目線の設計が成果を分けます。

広報の発信はどこから始めればよいですか

まず相手を決め、次にチャネルと順番を決めます。手段から入らず「誰に・何を・どのように」を先に定め、取り上げられやすい相手から中期目線で順序立てて発信するのが基本です。

監修
マナビズ編集部

マナビズ(Manabiz)編集部。AIを活用した原稿制作に加え、人間によるレビューで品質を担保しています。 編集ポリシー

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