メールマーケティング入門|分けて・絞って・測って直す配信設計 | マナビズ

メールマーケティング入門|分けて・絞って・測って直す配信設計

メールマーケティング入門|分けて・絞って・測って直す配信設計

「メルマガ、送ってはいるけど効いている気がしない」。手元のリスト全員に同じ案内を、思いついたタイミングで月に数回送る。新商品やセールの告知は出すけれど、開封されたかもクリックされたかも見ていない。気づけば「送ったのに反応がない」状態のまま、毎月の配信だけが回り続けている——こうした手応えのなさは、珍しいことではありません。

ただ、その原因は「メールという手段が古いから」ではないことが多いのです。原因は、配信のやり方の設計にあります。全員に同じ内容を送り、何をしてほしいのかを決めず、配信後の数字を見ていない。この3つがそろうと、何が効いて何が効かなかったのかが分からないまま、改善が止まります。

本講座で扱うメールマーケティングとは、お知らせを一斉に送ることではありません。自分のリストへ「誰に・何を・いつ・どの行動へ」を設計して配信し、配信後の数字を読んで次の一手を判断する——その一連の設計と改善のことです。覚えて帰ってほしい型は、たった3語です。分ける(誰に)→ 絞る(1つの行動に)→ 測って直す(数字で1点改善する)。送ることより、分けて・絞って・測って直すことが、成果につながります。

この講座が扱うのは、あくまで「メールというチャネルの配信設計」だけです。メール1通の書き方や敬語といった文章作法はビジネスメール入門(kouza-005-business-email)、文面の下書きをAIで作る作業はAIメール作成入門(kouza-047-ai-email)、配信先の土台になる顧客情報の整理はCRM入門(kouza-129-crm-basic)、メール施策が集客から販売までの全体地図のどこに乗るかはデジタルマーケティング入門(kouza-040-digital-marketing)が、それぞれの正本です。本講座はそこには踏み込まず、配信そのものをどう設計し、どう改善するかに絞ります。

この講座を終えると、次の3つができるようになります。1つ目は、メールマーケティングが解決する課題と、一斉配信で反応が出ない理由を説明できること。2つ目は、リストを目的に合わせて分け、「誰に・何を・いつ・どの行動へ」を1通分設計できること。3つ目は、配信後の数字(開封・クリック・配信解除)を読み、次に変える点を判断できることです。共通の題材は、あるオンラインショップのマーケ担当が、混在した既存リストを分け、再来店を促す1通を設計し、配信後の数字を見て1点改善する場面です。これを全章で追いかけます。

この講座のポイント

  • メールマーケティングが解決する課題と、一斉配信で反応が出ない理由を説明できる。
  • 手元のリストを目的に合わせて分け、配信の宛先を選べる。
  • 分けたグループ向けに、1通分の配信案(誰に・何を・いつ・どの行動へ)を設計できる。
  • 配信後の数字(開封・クリック・配信解除)を読み、次に変える点を判断できる。

メールマーケティングとは何か——チャネルの位置づけと、反応が出ない理由

この章のゴール

メールマーケティングが解決する課題と、一斉配信で反応が出ない理由を説明できる。

メールマーケティングとは何か——届けられる・変えられる・測れるチャネル

まず、メールというチャネルが持つ3つの性質を押さえます。1つ目は、こちらから届けられること。検索やSNSのように相手が見に来るのを待つのではなく、自分のリストへ能動的に届けられます。2つ目は、相手ごとに内容を変えられること。自社で配信先のメールアドレスを持っていれば、個別に販促のメールを出せますし、名前の差し替え機能を使えば「○○さんへ」のように、まるで直接送っているかのような文面にもできます(出典:J-Net21「メールマガジンを効果的な販促に活かすには」)。3つ目は、結果を数字で測れること。これは第4章で詳しく扱います。

この3つがそろうことで、メールは「思いつきのお知らせ」から「設計して改善できる施策」になります。届けられるから次の一手を同じ相手に続けられ、相手ごとに変えられるから関係のある内容を送れ、測れるから何が効いたかを次に活かせる——3つの性質は、別々ではなく一つの流れとしてつながっています。なお、メールマガジンは本来「マガジン」であり、定期的に発行して読者との関係をつくっていくツールです。一度きりのチラシと違い、長く関係を育てられる点が強みです(出典:J-Net21「メールマガジンを効果的な販促に活かすには」)。だからこそ、1回の配信の反応だけで一喜一憂せず、関係を育てる連続したやり取りとして設計していきます。

1対1のビジネスメールとも、SNS・広告とも性質が違う

同じ「メール」でも、取引先と1対1でやり取りするビジネスメールとは目的が違います。1対1のメールは、特定の相手に正確に用件を伝えることが目的です。一方、本講座が扱うのは、不特定多数の自社リストに配信し、相手に動いてもらう施策です。だからこそ、1通あたりの敬語や宛名作法ではなく、誰に何を送るかの設計が中心になります。1通の書き方そのものを整えたい場合は、ビジネスメール入門(kouza-005-business-email)が正本です。

SNSや広告とも違います。SNSは相手のタイムラインに流れ、広告は表示の機会をその都度買います。メールは自分のリストに届くため、誰に届いたかが分かり、次の配信で同じ相手に続きを送れます。メールが集客から販売までの全体像のどこに乗るのかを地図で確かめたいときは、デジタルマーケティング入門(kouza-040-digital-marketing)へ進んでください。本章では、メールというチャネル単体の性質に絞ります。

反応が出ない3つの理由——全員に同じ・目的が曖昧・数字を見ていない

では、なぜ「送っているのに反応がない」が起きるのか。設計の観点で見ると、原因はおおむね3つに整理できます。1つ目は、全員に同じ内容を送っていること。受け取った人にとって関係のない案内は、読まれません。送る内容と相手のニーズがミスマッチだと、反応は返ってこず、むしろ「自分のことを分かっていない」と不快に思われることさえあります(出典:J-Net21「お客さまの反応がよいDMの出し方」)。

2つ目は、目的が曖昧なこと。その配信で相手に何をしてほしいのかが決まっていないと、本文も件名もぼやけます。3つ目は、配信後の数字を見ていないこと。開封されたのか、クリックされたのかを見ないままだと、次に何を直せばいいのかが分かりません。共通例のオンラインショップでも、「最近買った人」にも「半年反応のない人」にも同じセール案内を送っていて、どちらにも刺さっていませんでした。この状態を、章を追って解いていきます。

メール=「一斉のお知らせ」という思い込みがつまずき

ここでのつまずきは、メールマーケティングを「お知らせを一斉送信すること」だと思い込むことです。一斉送信そのものが悪いのではなく、分けず・絞らず・測らずに送り続けることが反応を遠ざけます。販促だからと商品情報や価格情報ばかりを並べると、氾濫するメールの中で読まれる確率は下がります(出典:J-Net21「メールマガジンを効果的な販促に活かすには」)。効果を「なんとなく良かった気がする」と感覚で語るのもつまずきです。次章から、分ける・絞る・測るを順に身につけます。

この章の確認(演習)

自分(または身近な業務)の直近の配信を1つ思い出してください。その配信で反応が出にくかった原因を、「全員に同じ内容だった」「取ってほしい行動が曖昧だった」「配信後の数字を見ていなかった」の3つのうちどれに当てはまるかを選び、なぜそう思うかを1〜2文で書いてみましょう。

リストを分ける——誰に送るかを決める

この章のゴール

手元のリストを目的に合わせて分け、配信の宛先を選べる。

成果の起点は「全員に送らない」こと

第1章で、全員に同じ内容を送ると読まれないと確認しました。その裏返しが、本章の出発点です。成果を出す配信の起点は、「全員に送らない」と決めることにあります。送る相手を絞ると、一人ひとりに関係のある内容を届けられるようになります。

実際、送る内容に適切な見込み客を選ぶことは、費用対効果を高める要になります。手元の顧客リストを年齢や性別、地域などで分類するのはもとより、これまでに購入した商品の履歴や、問い合わせの内容、購入金額などからも細かく分類し、内容にふさわしい対象顧客を絞り込む——これが反応を高めるポイントです(出典:J-Net21「お客さまの反応がよいDMの出し方」)。

目的に意味のある切り口で分ける——購入の有無・最近の反応・登録のきっかけ

分け方は、属性で機械的に切ることが目的ではありません。「このリストで何を達成したいか」という目的に対して、意味のある切り口を選びます。よく効くのは、購入の有無、最近の反応の有無、登録のきっかけといった、行動に結びつく切り口です。

共通例のショップで考えます。リストを「最近買った人」と「しばらく反応のない人」の2つに分けると、送るべき内容が自然と変わります。最近買った人には関連商品の案内が向きますし、しばらく反応のない人には、まず再来店のきっかけづくりが向きます。同じ商品案内でも、相手の状態が違えば刺さり方が違う——だから分けるのです。

分けたら「この人たちに何をしてほしいか」を一言にする

分けただけで終わると、せっかくのグループが活きません。分けたら必ず、グループごとに「この人たちに何をしてほしいか」を一言で決めます。「最近買った人には、ついで買いの関連商品を見てほしい」「しばらく反応のない人には、もう一度サイトを訪れてほしい」。この一言があると、次章の1通の設計が一気に進みます。逆に、属性で分けただけで取ってほしい行動が抜けると、結局また当たり障りのない案内に戻ってしまいます。

分ける土台になるのは、顧客情報そのものです。誰がいつ何を買ったか、どんな問い合わせをしたかといった情報を一元化して整える考え方は、CRM入門(kouza-129-crm-basic)が正本です。本章は、そうして整った情報を「配信先のグループ」に変える側に絞っています。

配信にはルールがある——同意(オプトイン)と配信解除の導線

誰に送るかを決めるとき、もう一つ外せないのが法令上のルールです。広告や宣伝を目的とする電子メールは、あらかじめ承諾していない相手へは原則として送れません。これをオプトイン規制と呼びます。改正された特定商取引法では、電子メール広告を行うことに承諾していない消費者への送信が原則禁止とされ、消費者庁・総務省が所管する特定電子メール法も改正されてオプトイン規制を導入しています(出典:消費者庁「特定商取引法ガイド/迷惑メールの概要」、総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」)。かつては、送信を拒否した人にだけ送らないという方式でしたが、今は「同意した人にだけ送る」が原則です。

あわせて、受け取った人がいつでも配信を止められる導線(配信解除)を用意することと、通信販売の広告として送る場合に事業者の氏名(名称)・住所・電話番号などを表示することが必要です。法人がインターネットや電子メールで広告する場合は、責任者の氏名の表示も求められます(出典:消費者庁「特定商取引法ガイド/通信販売広告について」)。記録の保存期間や条文の細目など具体的な要件は改定されることもあるため、実務では消費者庁・総務省のガイドラインで最新の内容を確認してください。

切り口を増やしすぎる・属性で分けて行動が抜けるつまずき

ここでのつまずきは2つです。1つは、切り口を増やしすぎて運用できなくなること。グループが10も20もあると、毎回の配信が回りません。まずは1〜2個の切り口で十分です。もう1つは、属性で分けただけで「何をしてほしいか」が抜けること。分けることはあくまで手段で、目的は「関係のある1つの行動を促すこと」だと忘れないようにします。

この章の確認(演習)

手元の(または共通例の)リストを、1つの切り口で2つのグループに分けてください。そのうえで、それぞれのグループに「取ってほしい行動」を1行ずつ書き出します。「このグループには○○してほしい」と、行動を動詞で書くのがコツです。

1通を設計する——何を・いつ送り、どの行動へ誘導するか

この章のゴール

分けたグループ向けに、1通分の配信案(誰に・何を・いつ・どの行動へ)を設計できる。

1通の役割は「1つの行動」を取ってもらうこと

リストを分けたら、次は1通を組み立てます。ここで最初に決めたいのは、この1通で相手に取ってほしい行動を1つに絞ることです。1通にあれもこれもと用件を詰め込むと、読んだ人はどれをすればいいのか分からず、結局どれもしません。「再訪してほしい」「この商品を見てほしい」「予約してほしい」——どれか1つに絞ると、件名も本文も誘導もぶれなくなります。

設計の6点——誰に・取ってほしい1行動・件名・本文の要点・誘導先・送る時機

1通の設計は、次の6点を順に埋めると組み立てられます。1つ目は誰に(前章で分けたグループ)。2つ目は取ってほしい1行動。3つ目は件名(開封の入口)。4つ目は本文の要点。5つ目は誘導先(クリックして向かう先)。6つ目は送る時機です。

共通例で組んでみます。宛先は「しばらく反応のない人」。取ってほしい1行動は「もう一度サイトを訪れてもらうこと」。件名は、その人にとって再訪する理由が伝わる一言にします。本文は、再訪のきっかけになる要点だけに削り、誘導先は「再訪を促すページ」1つに絞ります。送る時機も決めて、1セットとして完成させます(件名や誘導先の具体は、あくまで例として扱います)。

この6点を埋める順番にも意味があります。先に「誰に」と「取ってほしい1行動」を固めてから、件名・本文・誘導先を考えると、すべてがその1行動に向かってそろいます。逆に、件名や本文から考え始めると、書きたいことが先に立って、相手の行動とずれやすくなります。設計は、相手と行動を決めてから、表現を決める——この順番を守るだけで、1通のまとまりが大きく変わります。

件名は“開く理由”が伝わる入口

件名は、開封されるかどうかの入口です。読者数を増やすこと以上に、いかに開封して読んでもらうかが重要であり、内容や体裁、発行時間などを試行錯誤して、もっとも効果のある方法を見つけることがすすめられています(出典:J-Net21「メールマガジンを効果的な販促に活かすには」)。件名で意識するのは、内容を正直に表し、その人にとって開く理由が伝わることです。中身と合っていない誇張した件名は、たとえ開かれても、その後の信頼を損ねます。

本文は要点→誘導の順に削る/誘導先は1つに絞る

本文は、足すよりも削るほうが効きます。取ってほしい1行動に関係のない情報を削り、要点から誘導の順に並べます。読んだ人が「なるほど、ではこれをしよう」と思えたら、その行き先(誘導先)を1つだけ示します。リンクを何本も並べると、行動が分散して、どれもクリックされません。1通=1行動=1誘導先、と覚えておくと迷いません。

なお、本文そのものの書き方や敬語の型を磨きたい場合はビジネスメール入門(kouza-005-business-email)、文面の下書きをAIで作りたい場合はAIメール作成入門(kouza-047-ai-email)が正本です。本章は文章の巧拙ではなく、配信1通の設計に絞っています。

複数の用件・複数リンクで行動が分散するつまずき

ここでのつまずきは、1通に複数の用件や複数のリンクを詰めて、行動が分散することです。送り手は「ついでにこれも」と足したくなりますが、受け手の集中は1つしか向きません。もう1つのつまずきは、件名が内容と合っていないこと。開封のためだけに大げさな件名をつけると、開いた人をがっかりさせ、次回から開かれなくなります。

この章の確認(演習)

前章で分けた片方のグループ向けに、「誰に・何を(取ってほしい1行動)・件名・誘導先・送る時機」を1枚に書き出してください。誘導先が1つに絞れているか、件名がその1行動とつながっているかを、書いたあとで見直してみましょう。

配信後の数字を読んで改善する——成果につなげる

この章のゴール

配信後の数字(開封・クリック・配信解除)を読み、次に変える点を判断できる。

メールマーケティングの強みは“測れる”こと

設計して送ったら、最後は数字を読みます。メールマーケティングの最大の強みは、結果を数字で測れることです。施策は、集めたデータをもとに計画・実行・効果測定・改善というサイクル(PDCA)を回し続けることで、はじめて売上につながっていきます。情報や結果を眺めるだけで終わらせず、次の配信を直すために使う——これが測ることの目的です(出典:J-Net21「CRMの導入について」)。

最低限見る3つの数字——開封・クリック・配信解除が示すもの

見る数字はたくさんありますが、最低限はこの3つで十分です。1つ目は開封。開封は、件名と送る相手が合っていたかを映します。開封が低いなら、まず件名か宛先を疑います。2つ目はクリック。クリックは、本文と誘導が行動につながったかを映します。開封は取れたのにクリックが伸びないなら、問題は件名ではなく本文や誘導先にあります。3つ目は配信解除。配信解除は、送り方が相手に合っていたかを映す、いわば安全弁です。

数字は「良い/悪い」でなく前回・別グループと比べて読む

ここで大事なのは、数字を絶対値で「良い・悪い」と決めつけないことです。業種やリストの状態によって基準は変わるため、見るべきは前回の配信や、別のグループとの比較です。「前回より開封が下がった」「Aグループより Bグループのクリックが高い」——こうした差から、何が効いて何が効かなかったのかを読み取ります。比較で読むと、感覚ではなく根拠で次を決められます。よその会社の平均値を探して一喜一憂するより、自分のリストの前回と今回を並べるほうが、改善の手がかりはずっと確かです。比べる相手は、いつも「自分の前回」だと考えておくと迷いません。

つまずいた1か所だけ仮説を立てて次に変える

数字を比べたら、差が出たところから「どこでつまずいたか」を1つだけ見立てます。共通例では、配信後に「開封は取れたがクリックが伸びない」と分かりました。この場合、件名はうまくいっているので、次回は件名ではなく誘導(本文の要点とリンク先)を見直す、と1点に絞って決めます。一度に全部を直すと、次に何が効いたのかが分からなくなります。1回の配信で変えるのは1か所——これが改善を積み上げるコツです。

配信解除という安全弁——送りすぎを見張る

最後に、配信解除は必ず確認します。これは送りすぎへの安全弁です。1日に何通も同じ送り手からメールが届くと、スパム(迷惑メール)と判断され、解除される確率が高くなります(出典:J-Net21「メールマガジンを効果的な販促に活かすには」)。クリックを増やそうと配信頻度を上げた結果、配信解除が増えていないか。開封やクリックが伸びても、解除が増えているなら、その送り方は長続きしません。攻めの数字(開封・クリック)と守りの数字(配信解除)を、必ずセットで見ます。

全部の数字を一度に直そうとするつまずき

ここでのつまずきは、全部の数字を一度に直そうとすることです。開封もクリックも配信解除も同時にいじると、次回うまくいっても、何が効いたのかが分かりません。もう1つは、配信解除を見ずに送り続けること。目先のクリックだけを追うと、リストそのものがやせ細っていきます。メール単体でなく、集客から育成、販売までの全体像の中でメールがどう働くかを確かめたいときは、デジタルマーケティング入門(kouza-040-digital-marketing)へ進んでください。

この章の確認(演習)

直近(または共通例)の配信を1件取り上げ、開封・クリック・配信解除の3つを、前回または別グループと比べる観点で読んでください。そのうえで、次回変える点を1つだけ選び、「何を・なぜ変えるのか」を1〜2文で書きましょう。配信解除が増えていないかの確認も忘れずに。

まとめ

メールマーケティングとは、自分のリストへ「誰に・何を・いつ・どの行動へ」を設計して配信し、配信後の数字で次の一手を判断するチャネルです。全員に同じ内容を思いつきで送るのをやめ、分ける→1つの行動に絞る→数字で1点直す、を回していく。これが、送っても効かない状態から抜け出す道筋です。送るより、分けて・絞って・測って直す——この順番を、ぜひ覚えて帰ってください。

明日の一歩は、次の配信を少しだけ変えることです。リストを1つの切り口で2つに分け、片方に「取ってほしい1行動」を1つだけ決めて送り、配信後に開封・クリック・配信解除の3つを前回と比べてみる。それだけで、配信は「思いつき」から「設計と改善」に変わります。配信先の土台になる顧客情報の整え方はCRM入門(kouza-129-crm-basic)へ、メール施策が全体のどこに乗るかはデジタルマーケティング入門(kouza-040-digital-marketing)へ進むと、さらに視野が広がります。

本講座の特典として、「誰に・何を・いつ・どの行動へ」と、配信後に見る3つの数字(開封・クリック・配信解除)を1枚で点検できる「成果につながる配信設計シート」をご用意しています。シートのダウンロード案内と、配信の改善に役立つ実務情報をお届けするメルマガ登録は、こちらからどうぞ。

よくある質問

開封率は何%あればよいのか

業種やリストの状態で変わるため、絶対的な「良い水準」を一律に決めるのは現実的ではありません。本講座では、絶対値で良し悪しを判断するのではなく、前回の配信や別グループと比べて上がったか下がったかで読むことをおすすめします。

メルマガとメールマーケティングは何が違うのか

メルマガは配信物そのもの、メールマーケティングはそれを使って成果を出す設計と改善の活動を指します。同じ配信でも、分けて・絞って・測って直すという設計が伴うかどうかが違いです。

配信解除が増えるのが怖い。どう向き合えばよいか

配信解除は、送り方が相手に合っているかを映す安全弁と捉えます。怖がって当たり障りのない内容にするより、相手を分けて関係のある内容を送り、解除の動きを毎回確認するほうが、結果的にリストは健全に保てます。

宣伝メールを送るときに守るべき法律上のルールは

広告・宣伝メールは、原則としてあらかじめ承諾した相手にのみ送れます(オプトイン規制)。配信解除の導線を用意し、通信販売の広告として送る場合は事業者名・住所・連絡先などの表示が必要です。詳細は消費者庁・総務省のガイドラインで確認してください。

どのくらいの頻度で送ればよいのか

頻繁に送りすぎると、迷惑メールと判断されて解除されやすくなり、セール時の号外の効果も薄れます。普段は控えめにし、ここぞというときに効果的な配信をするのが一つの考え方です。最適な頻度は、配信解除の動きを見ながら調整します。

監修
マナビズ編集部

マナビズ(Manabiz)編集部。AIを活用した原稿制作に加え、人間によるレビューで品質を担保しています。 編集ポリシー

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