Q.
5段階のリッカート尺度で集めた満足度を、「満足の人が全体の何割いるか」という形で要約する集計方法はどれか。
解説まとめ
正解はAです。トップ2ボックスとは、肯定側の上位2段階(たとえば「満足」「やや満足」)を合算し、その割合で全体の肯定度を要約する集計方法です。5段階の結果を「肯定がおよそ何割か」という一つの分かりやすい指標に縮約できます。経過を比較したり、複数項目を並べたりするときに便利です。逆に否定側を合算したものはボトム2ボックスと呼びます。
ポイント
この設問の核心は「段階評価を肯定割合に要約する」という集計の考え方です。5段階のままでは伝わりにくい結果を、肯定上位2段階の合算で一目で示せます。何をもって「肯定」とするかを最初に決めておくのがコツです。
ワンポイントアドバイス
満足度を報告するときは、平均値だけでなくトップ2ボックスの割合も併記してみましょう。「平均3.8」より「満足以上が62%」のほうが、聞き手の頭に残りやすくなります。指標を一つ決めておくと、次回との比較もスムーズです。
解説詳細
トップ2ボックスの意味
トップ2ボックスは、リッカート尺度の肯定側上位2段階を足し合わせ、その合計が全体に占める割合で肯定度を表す方法です。たとえば「満足」が30%、「やや満足」が32%なら、トップ2ボックスは62%となります。5つの段階に散らばった結果を「肯定はおよそ6割」と一言で示せるため、報告や時系列比較に向いています。集計前に、どの段階を肯定に含めるかを決めておくことが重要です。
他の選択肢がなぜ誤りか
Bの平均値だけを算出する方法は中心の傾向はつかめますが、「満足の人が何割か」という割合は示せません。Cの「どちらともいえない」の人数を数える集計は中立層の大きさを見るもので、肯定側の割合の要約にはなりません。Dの回収率は配布数に対する回答数の割合で、満足度の中身とは別の指標です。肯定側の段階を合算して割合で要約するのはA(トップ2ボックス)だけです。