想定問答で反論に答えを用意する際、応答の組み立て方として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。反論への応答は、まず相手の懸念を受け止めて「理解した」と示し、そのうえで事実や代替案を提示して懸念に応える流れが効果的です。受け止めの一手を挟むことで、相手は否定されたと感じにくく、こちらの説明にも耳を傾けやすくなります。いきなり否定したり、無視して押し切ったりするのは逆効果です。
ポイント
この問題の核心は、反論対応は「受け止め→応答」の二段で組み立てる点です。最初に相手の懸念を認める一言があると、対立ではなく協力の構図に変わります。受け止めを飛ばして反論や説得に入ると、相手は守りに入り、内容が正しくても伝わりにくくなります。
ワンポイントアドバイス
反論への応答を用意するときは、「おっしゃる通り、〇〇は気になりますよね」という受け止めの一文を、答えの前に必ず置いてみましょう。この一文があるだけで、相手の身構えがほどけ、続く説明が届きやすくなります。受け止めの言葉のバリエーションをいくつか作って、ロープレで自然に言えるよう練習しておくと安心です。
解説詳細
なぜCが正解か
反論は、相手が真剣に検討しているからこそ出てくることが多いものです。だからこそ、まず「その懸念はもっともだ」と受け止めて理解を示し、相手を味方の側に置いたうえで、事実や数字、代替案で懸念に応えるのが効果的です。受け止めがあると相手の心理的な抵抗が下がり、続く説明が公平に評価されやすくなります。懸念を受け止めてから事実・代替案で応えるCが、最も伝わりやすい組み立てです。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの「すぐ否定して誤りを指摘する」は、相手の面目をつぶし、対立を強めてしまいます。たとえ内容が正しくても、感情的な反発で受け入れられにくくなります。Bの「反論に触れず印象で上書きする」は、相手の懸念を放置するため、不安が残ったまま検討が止まります。Dの「弱みになる話題を出さない」は、その場をしのげても、後から弱点が露見したときの不信が大きくなります。反論には「受け止めてから応える」のが基本です。