Q.
リテンション分析で使われる「コホート分析」の説明として最も適切なものはどれですか。
解説まとめ
正解はAです。コホート分析とは、登録や利用開始の時期が同じ顧客を一つの集団(コホート)とまとめ、その集団が時間とともにどれだけ残るかを追跡する手法です。世代ごとに継続曲線を比較できるため、施策の効果や定着の傾向を読み取れます。全体を一括りにする見方や、単価比較・理由分類とは目的が異なります。
ポイント
コホート分析の核心は「いつ始めたか」で顧客をそろえてから経過を追う点です。全体平均だけでは、新規流入と離脱が混ざって実態が見えなくなります。同じスタート地点の集団で比べることで、施策変更の前後で定着が良くなったかを切り分けられます。
ワンポイントアドバイス
顧客を登録月ごとに束ね、1か月後・2か月後…の残存率を表にしてみましょう。行に登録月、列に経過月を取ると、どの世代で定着が改善したかが一目でわかります。施策を打った月の前後でコホートを比べると効果が読み取れます。
解説詳細
なぜAが正解か
コホート(cohort)とは「同じ特性を共有する集団」を指し、リテンション分析では多くの場合「同じ時期に開始した顧客群」を意味します。この集団ごとに、開始からの経過時間に沿って残存率を追うのがコホート分析です。世代別に並べることで、平均値に埋もれない定着の違いを観察できます。
なぜ他の選択肢が誤りか
Bの全顧客一括りで累計売上だけを見る方法は、新規と既存が混ざり継続の良し悪しを判別できません。Cの高額・低額の二群比較は単価分析であり、時間経過での残存を追うコホートとは別軸です。Dの解約者の理由分類はチャーン分析の一部で、これも経過を追う集団分析とは異なります。