Q.
「心理的安全性が高い」ことと「説明責任(高い基準を求めること)」の関係として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解は A です。心理的安全性と説明責任(高い業績基準を求めること)は、トレードオフではなく独立した別々の軸です。安全性が高く、かつ基準も高い状態こそが、メンバーが挑戦し率直に学び合う高パフォーマンスの状態です。安全性は基準を下げることを意味しません。
ポイント
ここでの肝は「安全性と基準は二者択一ではない」点です。安全性を高めると甘くなる(B)、基準を上げると安全性が消える(C)はどちらもトレードオフの誤解です。安全だけで基準を放置(D)すると、居心地は良いが成果が出ない快適ゾーンに留まります。二軸を独立に高められるかが核心です。
ワンポイントアドバイス
「うちは優しいが成果が出ない」「厳しいが本音が出ない」と感じたら、安全性と基準を二つの軸に分けて自チームを置いてみましょう。両方を高く保つには、高い目標を掲げつつ、失敗や懸念を安心して出せる場を同時に用意するのが効果的です。
解説詳細
安全性と説明責任は独立した二軸
心理的安全性(横軸)と説明責任・業績基準(縦軸)は、互いに独立した別の軸です。両方が低いと無関心、安全だけ高いと快適だが学ばない、基準だけ高いと不安で萎縮する、そして両方が高いと挑戦と学習が進む「学習ゾーン」になります。安全性は基準を下げることではなく、高い基準に挑むための土台です。
ほかの選択肢が誤りである理由
Bの「安全性を高めると基準が下がる」とCの「説明責任を求めると安全性が失われる」は、二軸をトレードオフと捉える誤りです。実際には高い基準と高い安全性は同時に成り立ちます。Dの「安全なら基準は自然に上がる」は、明確な目標や説明責任を示さなくてよいという誤解で、快適ゾーンに留まる危険があります。二軸の両立を述べたAが適切です。