Q.
標準報酬月額をすぐに見直す「随時改定(月額変更届)」を行う契機として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。随時改定(月額変更届)は、昇給や手当の改定など固定的賃金が変わったことをきっかけに、報酬が大きく変動したときに標準報酬月額を見直す手続きです。定時決定を待たずに途中で改定する点が特徴です。一時的な残業増などでは行いません。
ポイント
随時改定は「固定的賃金の変動」が起点です。基本給や固定手当が変わって報酬が大きく動いたときに行い、残業のような一時的・変動的な要素だけでは契機になりません。定時決定(毎年)と随時改定(変動時)の違いを押さえます。
ワンポイントアドバイス
昇給・降給や固定手当の新設・廃止があったら、随時改定の対象になるかを早めに確認しましょう。固定的賃金が動いたかどうかを起点に判断すると、改定の要否を迷わず説明できます。残業の増減だけで改定するわけではない、という線引きを覚えておくと過剰な手続きを避けられます。
解説詳細
随時改定の契機
随時改定(月額変更届)は、昇給・降給や固定的な手当の変更といった固定的賃金の変動をきっかけに、報酬が一定以上大きく変わったときに標準報酬月額を改定する手続きです。定時決定の時期を待たずに途中で標準報酬月額を実態に合わせるためのものです。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの賞与支給は、賞与に対する別の手続き(標準賞与額)の話であり、月々の標準報酬月額の随時改定の契機ではありません。Bの「残業手当が1か月だけ増えた」は固定的賃金の変動ではなく、一時的な変動的賃金の増加にすぎません。Cの有給休暇の取得は、賃金の支払対象ではあっても固定的賃金そのものを変える出来事ではなく、随時改定の契機にはなりません。固定的賃金の変動を起点とするDが正解です。