Q.
相手が反論を言いかけて少し黙り込んだ。傾聴の観点から最も適切な対応はどれか。
解説まとめ
正解はAです。傾聴では、沈黙は相手が考えを整理している時間であり、待つこと自体が話を引き出す働きを持つからです。Aは言葉をはさまず間をつくり、相手が続けやすくしています。沈黙を埋めようと急ぐと、相手の言葉を奪います。
ポイント
この問題が問うのは、沈黙の扱いです。沈黙=気まずさと捉えて埋めにいくと、相手が言いかけた本音を取りこぼします。待つ・間をつくることも傾聴の積極的な行動である、という点がつまずきどころです。
ワンポイントアドバイス
相手が黙ったら、心の中で数秒数えてから口を開くようにしてみましょう。たいていは相手が自分から続きを話し始めます。沈黙を怖がらず、相手のための時間として残すのが効果的です。
解説詳細
沈黙を待つことも傾聴
傾聴では、相手が黙る瞬間は考えや感情を整理している時間であることが多く、そこで待つことが続きを引き出します。間を残すことは消極的な無反応ではなく、相手のための積極的な配慮です。Aは言葉をはさまず間をつくっており、この姿勢に沿っています。
なぜ他の選択肢が誤りなのか
Bは沈黙を埋めるために自分の説明を再開しており、相手の番を奪っています。Cは「結論は何ですか」と先を急がせ、相手が整理する時間を奪う催促です。Dは相手の言葉を推測して代弁・確定させるもので、相手の本音とずれる危険があり、相手から語る機会を取り上げています。