Q.
交渉が双方一歩も引かず行き詰まり(デッドロック)になった。膠着を解く対応として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。デッドロックでは、同じ論点で押し合っても進みません。論点を組み替える(再フレーミング)、市場相場・前例などの客観的基準を持ち込む、第三者の視点を入れる、といった方法で、行き詰まりの枠組み自体を変えて突破口を探します。膠着は「土俵を変える」ことで解けます。
ポイント
核心は「同じ土俵で押し続けないこと」です。強い繰り返し(A)や打ち切り(B)、人格批判(C)は膠着を固定するか関係を壊します。論点の組み替えや客観基準・第三者という外の要素を入れて、議論の枠組みを変えるのが要点です。
ワンポイントアドバイス
行き詰まったら、「この論点を、別の角度から見直せないか」と問い直してみましょう。価格の対立なら相場や前例という共通の物差しを持ち込む、いったん休憩を置くなども有効です。同じ押し合いを続けず、枠組みを変える一手を用意しておくと効果的です。
解説詳細
なぜDが正解か
デッドロックは、同じ論点・同じ枠組みで押し合うことで生じます。論点を組み替える再フレーミング、客観的基準の導入、第三者の視点といった方法で議論の枠組み自体を変えると、新たな突破口が見えます。Dはこの膠着打開の進め方を正しく述べています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aは同じ主張の繰り返しで、膠着をかえって固定します。Bは打ち切って連絡を断つもので、合意の可能性を自ら閉ざします(決裂が最善のBATNAでない限り早計です)。Cは相手の人格を問題視するもので、人と問題を混同し対立を深めます。いずれも枠組みを変えて突破口を探すDに劣ります。