Q.
「経済的発注量(EOQ)」の考え方が、最小化しようとしているコストの組み合わせとして最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。経済的発注量(EOQ)は、1回あたりの発注量を変えたときに、発注にかかる費用(発注回数が増えると増える)と在庫の保管費用(1回の発注量が増えると増える)の合計が最小になる発注量を求める考え方です。両者はトレードオフの関係にあり、その釣り合う点を狙います。
ポイント
EOQの核心は「発注費用」と「保管費用」のトレードオフです。まとめて大量発注すると発注の手間(費用)は減りますが、在庫が増えて保管費用がかさみます。逆に小口で頻繁に発注すると保管費用は減りますが発注費用が増えます。この両者の合計を最小化するのが狙いです。
ワンポイントアドバイス
発注のたびに「小分けにしすぎて発注作業が増えていないか」「まとめすぎて在庫が膨らんでいないか」を意識してみましょう。両方のコストを天秤にかける視点を持つだけでも、発注量の妥当性を考えやすくなります。動きの安定した品目から検討するのが効果的です。
解説詳細
なぜBが正解か
EOQは、発注量という一つの変数を動かしたときに増減が逆向きになる二つのコスト、すなわち発注費用と在庫保管費用の合計を最小化する発注量を求めるモデルです。両費用のトレードオフを扱うBが正解です。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの「仕入価格と販売価格の差額」は粗利の話で、発注量の最適化とは別の論点です。Cの人件費と広告宣伝費、Dの売上原価と販売管理費は、いずれも発注量を変えても直接トレードオフにならない費用であり、EOQが対象とするコストの組み合わせではありません。