Q.
ある商品の在庫回転率が同業他社より著しく「低い」とき、まず疑うべき状態として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。在庫回転率が低いとは、売上の流れに対して在庫残高が大きい状態を指します。つまり在庫がなかなか売れずに滞留している、過剰在庫の疑いが強いということです。回転率の低下は、資金が在庫として寝ているサインであり、まず在庫量の見直しを検討すべき状況です。
ポイント
回転率は「分子の流れ÷分母の在庫」です。回転率が低い=分母の在庫が相対的に大きい、と読み解くのがコツです。回転率が低い=欠品、と短絡しないこと。欠品はむしろ在庫が少なく回転率が高めに出やすい状況であり、方向が逆です。
ワンポイントアドバイス
回転率が下がった商品を見つけたら、入荷量を絞る、値下げで売り切る、取扱いをやめる、といった対策を検討しましょう。原因が需要減なのか仕入過多なのかを切り分けると、打ち手が決まります。回転率は「資金が眠っていないか」の早期警報として活用すると効果的です。
解説詳細
なぜCが正解か
在庫回転率=売上原価÷平均在庫高ですから、回転率が低いのは分母の平均在庫高が相対的に大きいことを意味します。これは在庫が売れずに積み上がっている過剰在庫の典型的なサインであり、Cが正解です。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの欠品は在庫が少ない状態で、在庫残高が小さくなるため回転率はむしろ高めに出ます。方向が逆で誤りです。Bのリードタイム短縮は発注の調達速度の話で、回転率の高低と直接の因果はありません。Dの「計算ミスが最も疑わしい」は飛躍で、まず実態として過剰在庫を疑うのが定石です。