数字
資金繰り・資金調達問題集
Q.
次のうち、資金繰り表で「収入(資金の入り)」として扱うのに最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はAです。資金繰り表は現金の実際の動きを記録するため、収入に計上するのは「実際にお金が入ったもの」です。得意先から振り込まれた売掛金の回収額は現金が入った事実なので、収入になります。売上計上や減価償却のような会計上の処理は、現金の出入りを伴わない限り資金繰り表の収入・支出には載りません。
ポイント
ここで問われているのは「発生」と「入金」の違いです。売上が確定しただけ、費用を計上しただけでは現金は動きません。資金繰り表に載るのは、現金が実際に動いた取引だけだ、という現金主義の徹底が核心です。
ワンポイントアドバイス
資金繰り表を作るときは、各項目について「これで現金が動いたか?」と一度問い直してみましょう。減価償却費のように現金が出ない費用や、売掛金のようにまだ入金されていない売上を、うっかり現金の動きとして数えないことがミスを防ぎます。
解説詳細
なぜAが正解か
資金繰り表は現金主義で作成するため、収入欄には実際に現金が入った取引を記録します。得意先からの振込による売掛金回収は、現金が口座に入った事実そのものなので、収入として正しく扱えます。よってAが正解です。
他の選択肢が誤りである理由
Bの「新たに発生した買掛金」は将来の支払い義務であり、現時点では現金は動いていないため収入ではありません。Cの「減価償却費」は現金支出を伴わない会計上の費用で、資金繰り表には載せません。Dの「まだ入金されていない売掛金」は売上としては確定していても現金は未回収であり、現金が入って初めて収入になります。発生時点では収入に計上しない点が重要です。