Q.
売上総利益(粗利)の計算式として正しいものはどれか。
解説まとめ
正解はAです。売上総利益(粗利)は「売上高 − 売上原価」で求めます。売った商品やサービスそのものから得られる、最も大もとのもうけを表します。販管費や法人税を差し引くのはさらに後の段階で、営業外収益を足すのも別の利益段階です。まずは売上から原価を引くのが粗利だと押さえます。
ポイント
売上総利益は5つの利益段階の最初に来る利益で、計算は「売上高−売上原価」です。ここから販管費を引くと営業利益になるという順序があるため、粗利の段階では販管費や税金をまだ引かない点が重要です。商品力そのものの強さを映す指標だと理解します。
ワンポイントアドバイス
PLを読むときは、いちばん上の売上高のすぐ下にある売上原価を確認し、その差である売上総利益を自分で引き算してみましょう。粗利率(売上総利益÷売上高)まで出すと、商品の収益力が見えてきます。段階ごとに利益を手計算する習慣が効果的です。
解説詳細
売上総利益は最初の利益段階
損益計算書は利益を段階的に計算します。その最初の段階が売上総利益で、売上高から売上原価(売った商品やサービスの仕入・製造にかかった費用)を差し引いて求めます。商品やサービス自体がどれだけのもうけを生むかを示すため、本業の収益力の出発点となる利益です。
他の選択肢がなぜ誤りか
Bの「売上高 − 販売費及び一般管理費」は、段階の順序を飛ばしており、販管費を引くのは売上総利益の次の営業利益の計算です。Cの「売上高 − 法人税等」は最終段階の処理を混ぜており誤りです。Dの「売上高 + 営業外収益」は足し算で、粗利の計算とは方向も項目も異なります。