Q.
貸借対照表(BS)が表しているものとして最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。貸借対照表(BS)は、決算日などの一時点における会社の財政状態、すなわち資産・負債・純資産の残高を写し取った表です。ある瞬間に何をどれだけ持ち、いくら借りているかを示します。期間の損益や現金の増減、将来の予測とは性質が異なります。BSは「いつ時点の財産か」を表すストックの表だと押さえます。
ポイント
BSは一時点のスナップショット(残高)であり、一定期間の成績を表すPLや、期間の現金増減を表すCFとは役割がはっきり違います。決算書を開いたとき、まず「これは時点の表か、期間の表か」を区別することが、数字の意味を取り違えない第一歩になります。
ワンポイントアドバイス
決算書を手に取ったら、最初に「これはBS(一時点)かPL(期間)か」を確認してみましょう。この一手間を習慣にすると、それぞれの表が何を語っているかを正しく読み取れます。BSなら「残高」、PLなら「成績」と頭の中でラベルを貼るのが効果的です。
解説詳細
BSは一時点の財政状態を写す
貸借対照表は、決算日という特定の瞬間に会社が保有する資産と、その元手である負債・純資産の残高を一覧にしたものです。期間中の動きではなく、ある時点で立ち止まって財産の状態を撮影したスナップショットだと考えるとわかりやすくなります。だからこそ「ストックの表」と呼ばれます。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aの一定期間の損益の状況は、損益計算書(PL)が表すものです。Bの一定期間の現金の増減とその内訳は、キャッシュフロー計算書(CF)が示します。Dの来期以降の予測値は、まだ確定していない計画資料であり、過去の事実を写すBSとは性質が異なります。いずれも表の役割の取り違えです。