Q.
インタビューや共感の段階で陥りやすい「確証バイアス」を避ける工夫として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。確証バイアスとは、自分の仮説に都合のよい情報ばかり集めてしまう傾向です。これを避けるには、仮説に反する事実やユーザーの言葉にも意識して目を向け、記録に残すことが有効です。反証となる材料こそ、思い込みを正してくれます。あえて反対の証拠を探す姿勢が大切です。
ポイント
人は無意識に「見たいものを見る」ため、意識的に反証を探さないとバイアスは消えないという点が核心です。共感段階での偏った収集は、後の問題定義や発想をまるごと誤らせます。反する事実を歓迎する習慣が要ります。
ワンポイントアドバイス
インタビューの記録を見返すとき、「自分の仮説に反する発言はどれか」をあえて探してみましょう。反証が一つも見当たらないなら、都合よく聞いている可能性を疑います。仮説と逆の立場のユーザーにも話を聞くと、視野が広がって効果的です。
解説詳細
反証に注目してバイアスを抑える
確証バイアスを避けるには、仮説を支持する情報だけでなく、反する事実やユーザーの言葉にも意識的に注目して記録します。Cはこの工夫に合致するため正解です。反証となる材料は、作り手の思い込みを正し、より現実に即した理解へ導きます。あえて自分の仮説を疑う情報を探す姿勢が、共感の質を守ります。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aは都合のよい発言だけを選ぶもので、確証バイアスそのものを助長します。Bの仮説の事前提示は、ユーザーの回答を誘導し反応を歪めます。Dの仮説に合わない対象を外す行為は、反証の機会を意図的に排除するもので、バイアスをさらに強めてしまいます。