Q.
取引先の支払遅延が続き信用が悪化しているとき、与信管理上の判断として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。支払遅延が続いて信用が悪化したときは、与信限度額を引き下げて新たな未回収の上積みを抑え、必要に応じて現金取引や取引縮小へ切り替えます。リスクの高まりに合わせて与信を絞ることで、損失の拡大を防ぎながら回収に集中できます。
ポイント
信用悪化時の核心は「与信を広げず、絞る」方向に動くことです。売上欲しさに枠を増やすのは、傷を深める対応です。相手の信用変化に応じて条件を機動的に見直す、という姿勢が重要です。
ワンポイントアドバイス
取引先の支払遅延が目立ってきたら、限度額の引き下げや取引条件の見直しを早めに提案しましょう。判断を先延ばしにするほど未回収が膨らみます。悪化の兆候に合わせて与信を絞る決断が、損失を最小限にとどめます。
解説詳細
なぜCが正解か
信用が悪化した取引先には、与信限度額を引き下げて未回収残高の上積みを抑え、状況次第で現金取引や取引縮小に切り替えるのが適切です。リスクの増大に合わせて与信を絞ることで、損失の拡大を抑えつつ既存債権の回収を優先できます。Cはこの判断を表しています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの限度額引き上げは、信用悪化局面でリスクを増やす逆方向の対応です。Bの条件を一切変えない姿勢は、変化への対応を放棄しています。Dの請求自体をやめる対応は、回収できる分まで放棄し、時効上も不利になります。いずれも信用悪化時の与信管理として不適切です。