Q.
与信限度額を一度設定した後の取り扱いとして、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はCです。取引先の信用は固定ではなく、業績や支払状況によって変動します。そのため与信限度額は設定して終わりではなく、決算の更新や支払遅延、風評などの変化を踏まえて定期的に見直します。この継続的な見直しをモニタリングと呼びます。
ポイント
与信管理は「設定」より「維持」が肝心です。信用は時間とともに変わるため、限度額を据え置きにすると実態とずれていきます。定期的に情報を更新して枠を調整する、という運用姿勢が核心です。
ワンポイントアドバイス
主要な取引先には、決算期や支払遅延を見直しのきっかけにする運用を決めておきましょう。きっかけを仕組みにすると、見直しが後回しになりません。信用の変化に合わせて枠を動かすことが、損失の早期防止につながります。
解説詳細
なぜCが正解か
取引先の信用力は、業績や資金繰りの変化によって上下します。与信限度額は、決算の更新・支払遅延・評判の変化などをきっかけに定期的に見直し、実態に合わせて調整するのが適切です。Cはこの継続的なモニタリングの考え方を表しています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの一切変更しない運用は、信用の悪化に気づけず損失を招きます。Bの黒字だからと自動的に増やし続ける対応は、内容確認を欠き根拠がありません。Dの相手の要望時だけ引き上げる運用は、自社の信用評価ではなく相手の都合で枠が動いてしまうため不適切です。