Q.
「与信限度額(与信枠)」の意味として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。与信限度額(与信枠)とは、取引先ごとに「これ以上の未回収は認めない」という売掛金等の上限として社内で設定する金額です。信用調査の結果や取引方針をもとに決めます。枠を設けることで、一社が倒れても損失を一定範囲に抑えられます。
ポイント
与信限度額は「貸し倒れても耐えられる範囲」を相手ごとに決めたものです。販売目標でも借入枠でもなく、未回収残高の天井である点が核心です。相手の信用に応じて高くも低くも設定する、という性質を押さえましょう。
ワンポイントアドバイス
担当する取引先に与信限度額が設定されているか、まず確認してみましょう。設定がなければ、過去の最大未回収額を目安に上限の議論を始めると実務に乗せやすくなります。枠を意識して受注することが、回収事故を防ぐ近道です。
解説詳細
なぜDが正解か
与信限度額は、取引先ごとに許容する売掛金・受取手形などの未回収残高の上限です。相手の信用力に見合った金額を設定し、残高がこの枠に収まるよう取引を管理します。Dはこの「未回収の上限」という定義を正しく表しています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの最低販売額は販売ノルマの話で、与信とは反対方向の概念です。Bの値引きの上限は価格交渉の話にすぎません。Cの融資の上限は自社が借りる側の与信枠であり、ここで問うている「取引先に供与する与信」とは立場が逆のため誤りです。