Q.
「与信取引」の説明として最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はBです。与信取引とは、相手に信用を供与して商品やサービスを先に提供し、代金は後日受け取る取引、すなわち掛け取引を指します。売掛金や受取手形が発生するのはこのためです。代金を先に受け取らない分、回収できないリスクを売り手が負うことになります。
ポイント
「与信」は読んで字のごとく「信を与える」ことです。お金を貸す金融行為に限らず、代金後払いを認めること自体が信用の供与にあたる、という広い理解が大切です。掛けで売ること=与信していること、と結びつけて覚えましょう。
ワンポイントアドバイス
請求書を「後払いで売っている=相手を信用してお金を貸しているのと同じ」と読み替えてみましょう。そう捉えると、相手の支払能力を確認する意義が腹落ちします。掛け取引のたびに与信していると意識するだけで、回収への注意が自然と高まります。
解説詳細
なぜBが正解か
与信取引は、売り手が代金を後で受け取ることを認める掛け取引です。商品を先に渡すため、その時点では売掛金という債権が残り、後日入金されて初めて取引が完結します。Bはこの後払いの構造を正しく説明しています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの現金取引はその場で代金と商品が交換され、与信(後払いの猶予)が生じません。Cの担保を取って貸し付ける行為は金融機関の融資に近く、商取引の与信そのものとは別です。Dの株式持ち合いは資本関係の話で、代金回収のリスクを扱う与信取引とは無関係です。