Q.
材料の払出単価を決める方法のうち、「先に受け入れた材料から先に払い出したと仮定して払出単価を決める方法」はどれか。
解説まとめ
正解はAです。先入先出法は、先に受け入れた(古い)材料から順に払い出したと仮定して払出単価を決める方法です。これにより、払い出した材料は古い単価、在庫として残る材料は新しい単価で評価されます。受入順に消費すると仮定する考え方です。
ポイント
この問題が問うのは、払出単価の決定法の名称と仮定の対応です。つまずきどころは、先入先出法と後入先出法を逆に覚えてしまう点です。「先に入れたものを先に出す=先入先出」と、言葉どおりに結びつけて覚えましょう。
ワンポイントアドバイス
食品の在庫管理で古いものから使う「先入れ先出し」をイメージすると、先入先出法の考え方が頭に入りやすくなります。払出単価の方法を学ぶときは、どの単価で出て、どの単価が在庫に残るかをセットで確認してみましょう。仮定を絵にすると理解が定着します。
解説詳細
先入先出法の考え方
先入先出法(FIFO)は、先に受け入れた材料から先に消費したと仮定して払出単価を決めます。この仮定のもとでは、払い出す材料は受入の古い順の単価が使われ、月末に残る在庫は新しい受入単価で評価されます。物の実際の動きと一致しやすく、広く使われる方法です。
他の選択肢がなぜ誤りか
Bの後入先出法は、後に受け入れたものから先に払い出すと仮定する逆の方法です。Cの個別法は、材料一つひとつの実際の取得原価で払い出す方法で、仮定ではなく実額を使います。Dの売価還元法は、主に小売業で期末在庫を売価から原価に換算する方法で、材料の払出単価の決定法とは目的が異なります。受入順に消費すると仮定するのは先入先出法です。