Q.
工場で製品を加工する工員に支払う賃金は、製造原価の費目別分類ではどれに該当するか。
解説まとめ
正解はCです。工員に支払う賃金は、労働力(ヒト)を消費したことで発生する原価なので労務費に分類されます。モノの消費である材料費でも、モノ・ヒト以外の消費である経費でもありません。賃金・給料・賞与・法定福利費などはまとめて労務費になります。
ポイント
この問題が問うのは「ヒトへの支払いは労務費」という分類の軸です。つまずきどころは、賃金を経費と混同してしまう点です。経費は材料費・労務費以外の消費なので、賃金は経費ではなく労務費に入る、と整理しましょう。
ワンポイントアドバイス
給与明細に出てくる項目(基本給・残業手当・社会保険料など)を、製造に関わる人の分なら労務費だと結びつけて見てみましょう。ヒトにかかるお金は労務費、という対応づけを先に作っておくと、迷ったときの判断が速くなります。
解説詳細
労務費に含まれるもの
労務費は労働力の消費で発生する原価です。直接工・間接工の賃金のほか、給料、賞与手当、退職給付費用、法定福利費(会社負担の社会保険料)なども労務費に含まれます。製造に従事する人にかかる費用は、原則として労務費でとらえます。
他の選択肢がなぜ誤りか
Aの材料費はモノの消費なので、ヒトへの賃金は当てはまりません。Bの経費は材料費・労務費以外の消費を指すため、賃金は経費ではありません。Dの販売費は製品を売るための費用で、製造現場の工員の賃金とは別です。賃金はヒトの消費であり、労務費に分類されます。