Q.
「NPV(正味現在価値法)」で投資案を採択すべきと判断する基準として、最も適切なものはどれか。
解説まとめ
正解はDです。NPV(正味現在価値)は、投資が生む将来キャッシュフローの現在価値合計から、初期投資額を差し引いた値です。NPVがプラス(現在価値合計が初期投資額を上回る)なら、その投資は採算が取れると判断して採択します。NPVがマイナスなら却下します。時間価値を反映して採算を判定する点が要点です。
ポイント
NPVの判定基準は「NPV>0なら採択」です。将来キャッシュフローを必ず現在価値に割り引いてから合計し、初期投資額と比べます。単純合計ではなく割引後の合計で比べる、という点が回収期間法との大きな違いです。
ワンポイントアドバイス
投資案を比較するときは、各案のNPVを計算して、プラスかつ大きいものを優先してみましょう。割引率(資本コスト)の置き方でNPVは変わるので、自社の資金調達コストを意識して割引率を設定するのがコツです。複数案があるときはNPVの大小で優先順位をつけてみてください。
解説詳細
なぜDが正解か
NPV(正味現在価値)は、投資が将来生み出すキャッシュフローを現在価値に割り引いて合計し、そこから初期投資額を差し引いた金額です。NPVがプラスであれば、割引後の収益が投資額を上回っており、その投資は採算が取れると判断して採択します。NPVがマイナスなら却下します。Dは「現在価値合計が初期投資額を上回り、NPVがプラスなら採択」という基準を正しく述べています。
なぜ他の選択肢が誤りか
Aの「初期投資額が小さいほど採択」は、投資の生むリターンを無視しており判定基準になりません。Bの「回収期間が長いほど採択」は、回収が遅いほど良いとする誤った向きです。Cの「将来キャッシュフローの単純合計」は、時間価値を考慮していない点でNPVの定義から外れます。NPVは将来額を現在価値に割り引いて比較する手法であり、単純合計ではありません。